後志道「仁木IC~余市IC」が2024年度開通!? 仁木市街の渋滞を回避して小樽・札幌までがスムーズに 【道路のニュース】
国土交通省北海道開発局の小樽開発建設部は2024年度(令和6年度)に、後志(しりべし)自動車道の仁木インターチェンジ(仮)~余市インターチェンジ間の開通を予定している。これにより、後志地方から小樽や札幌へのアクセスが向上し、移動時間短縮や交通事故リスクの減少などが期待される。具体的な開通日は決まっているのか?
後志道がまた延びる! 2024年度、仁木IC(仮)~余市IC間が開通予定。
2024年度(令和6年度)に、後志自動車道(後志道)の仁木インターチェンジ(仮)~余市インターチェンジ(以下、IC)間の延長3.3kmが開通する予定だ。この開通により、仁木・小樽・札幌が高速道路で直結し、後志地方から小樽・札幌方面へのアクセスがさらに向上すると期待される。
北海道横断自動車道(根室線)は、起点の黒松内から小樽・札幌・千歳を経て終点の根室までを結ぶ高速道路だ。そのうち、後志地方を縦に結ぶ黒松内~小樽間では、2009年(平成21年)に黒松内新道(黒松内JCT~黒松内IC)、2018年(平成30年)に後志道(余市IC~小樽JCT)が開通している。
2024年度に開通を予定する仁木IC(仮)~余市IC間を含む「倶知安余市(くっちゃんよいち)道路」も、2014年度(平成26年度)に共和~余市間、2016年度(平成28年度)に倶知安~共和間を事業化している。
仁木IC(仮)~余市IC間の開通により、仁木から小樽・札幌までの所要時間が短縮されるだけでなく、観光スポットが集中する仁木周辺の道路の渋滞を回避し、スムーズに高速道路に乗れるようになる。また、並行する国道5号は交通事故が多発しているが、開通後は交通量の減少による交通事故の低減効果も期待されている。
小樽開発建設部によると、後志道の仁木IC(仮)~余市IC間は、予定どおり、2024年度に開通する見込みだが、具体的な開通日は決まっていないという。道路の工事は順調とのこと。
また、2024年度には後志道の倶知安IC(仮)と接続する「蘭越倶知安(らんこしくっちゃん)道路(蘭越~倶知安間)」のニセコから倶知安までの区間も事業化に漕ぎ着けている。後志地方の高速道路事業の進捗にも注目していきたい。
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