渋谷区の路上飲酒が“通年”で禁止に! 区域も拡大へ。迷惑な路上飲みは減るのか? 【道路のニュース】
渋谷区は2024年10月1日より、渋谷駅周辺の路上や公園など公共の場所での飲酒を通年で禁止した。これまでは、ハロウィーンやカウントダウンなどに限って禁止していたが、今後は年間を通じて禁止となる。路上飲みの全面禁止では、夜の渋谷の景色はどう変わるのか。
渋谷の「路上飲み」禁止はいよいよ通年に!
渋谷区は10月1日より、年間を通して夜間の路上飲酒を禁止する改正条例を施行した。渋谷駅周辺の路上や公園など公共の場所の対象エリアにおいて、午後6時から翌朝5時までの時間帯で飲酒が禁じられる。
同区ではこれまで、ハロウィーンやカウントダウンなどの大規模なイベント時に限って路上飲酒を禁止にする条例を2019年9月1日に制定しており、渋谷駅周辺を毎晩パトロールするなど、路上飲酒の自粛を呼びかける活動を続けてきた。
ところが、2023年に新型コロナが5類に移行されたあと、一部の来街者による路上飲酒が常態化。ゴミのポイ捨やケンカ、騒音トラブルなど迷惑行為が後を絶たず深刻化していた。このため今回、条例を改正。路上での飲酒を年間を通じて禁止すると同時に、制限区域も拡大した。なお罰則はない。
渋谷で路上飲酒を禁止する区域はどこからどこまで?
渋谷区で路上飲酒が禁止となる区域は、これまで渋谷駅の西側が中心だったが、施行後の10月1日からは、宮下公園や渋谷ヒカリエなどがある渋谷駅の東側から渋谷区役所や渋谷消防署のある井の頭通りの先まで範囲が広がる。
今回の条例の改正で、渋谷の環境はどれほど改善されるだろうか。どの時間帯でも気持ちよく過ごせる街になることを期待したい。
記事の画像ギャラリーを見る