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最終更新日:2024.10.08 公開日:2024.10.08

常磐道「守谷サービスエリア」にスマートインターチェンジ設置へ。 東京方面のアクセスがぐっと便利に!【道路のニュース】

国土交通省は9月6日、常磐自動車(茨城県)の守谷サービスエリア(SA)にETC専用のスマートインターチェンジを新設することを決定した。高速道路へのアクセスが向上することで、地域産業の活性化や新たな企業誘致、救急医療活動への支援など、さまざまな整備効果に期待が集まる。

文=KURU KURA編集部

資料=国土交通省

守谷SAにスマートICができる!

常磐道の守谷SA。(画像:©northsan - stock.adobe.com)

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国土交通省は9月6日、常磐自動車(茨城県)の守谷サービスエリア(SA)にETC専用のスマートインターチェンジを新設することを決定した。このスマートインターチェンジができれば、守谷市から高速道路へのアクセスが向上し、東京方面への移動時間が短縮するとみられる。

今回、スマートインターチェンジを設置することになった「守谷SA(茨城県守谷市)」は、常磐道の柏ICと谷和原ICの間に位置しており、上下線とも商業施設の「Pasar」を併設する大型の休憩施設となっている。

守谷市内には常磐道に乗り入れられるインターチェンジがなく、ドライバーは守谷SAから4.8km離れた柏ICや、3.5km離れた谷和原ICを利用しなければならない。さらに、これらのインターチェンジ周辺の道路における渋滞も、都心部と守谷市の移動にかかる所要時間の増大につながっていた。

スマートICの新設が決まった守谷SA。周辺には大規模な工場や商業施設が多く存在し、地域産業の活性化および観光施設へのアクセス性・利便性向上が期待されている。

守谷SAスマートICが設置されることで、新たな企業誘致による地域経済の活性化、救急医療活動への支援に加え、周辺自治体との相互連携により発災時における迅速な応援活動などの整備効果が期待される。

守谷市は、関係機関と連携を図り、早期開通に向けて積極的に取り組むとしている。この他にも、常磐道では三郷料金所スマートIC(上下線)のフルインターチェンジ化も進められており、常磐道の東京に近いエリアの利便性が高まりそうだ。

守谷SAスマートICの整備後は、アサヒビール 茨城工場から東京方面(柏IC)までへは約11分、明治 守谷工場から東京方面(柏IC)までへは約15分短縮される。

東京方面(柏IC)から常総運動公園までの所要時間も約6分短縮される。ヤクルトスワローズの二軍施設も移転が計画されており、さらなる集客が期待されている。

【守谷SAスマートIC(仮)の概要】
位置:常磐道 柏IC~谷和原IC間(守谷SAと接続する)
所在地:茨城県守谷市
運用時間:24時間利用可能
形式:全方向(フルインターチェンジ)
対象車種:ETC車載器を搭載した全車種

守谷SA(Pasar守谷)の入口で利用者を迎える「守犬(もりけん)」。守谷SAは上下線とも大型の休憩施設を備えているだけに、スマートインターチェンジを望む声も多く寄せられていた。(画像:編集部撮影)

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