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最終更新日:2024.10.31 公開日:2024.10.03

PR: 株式会社データシステム

ペダル踏み間違い事故を防げ! 急発進防止装置「アクセル見守り隊」を体験してみた。

痛ましい事故のニュースを頻繁に目にするアクセルとブレーキペダルの踏み間違いによる事故。新型車の多くが急発進防止装置を標準装備するようになったが、過去に販売された未装備の車両にも後付けで装着できるセーフティーアイテムがある。データシステムの急発進防止装置「アクセル見守り隊」でペダル踏み間違いによる事故を未然に防ごう!

文=今尾直樹

写真=内藤敬仁

取材協力=データシステム

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平均1日9件もペダル踏み間違い事故は発生!

アクセルとブレーキペダルの踏み間違いによる死傷事故は、交通事故総合分析センターによると、2018年から2020年の3年間で9,738件も起きている。平均すると、1年で3,000件以上! 1日あたり、およそ9件。今日もどこかで、ペダルの踏み間違い事故が起きているといえる。

アクセルとブレーキペダルの踏み間違いによる事故件数(2018~2020年)

さらに同センターの統計によると、このタイプの事故リスクは、24歳以下と74歳以上が際立って高い。高齢者による事故の報道が多いけれど、車両相互の死傷事故は若いドライバーによるものも多いのだ。

資料=交通事故総合分析センター「イタルダインフォメーションNo.139」

ペダル踏み間違い事故を減らすべく、日本でも国交省が本年6月、オートマチックの乗用車の新車を対象に、障害物の手前でアクセルを踏み込んでも急発進しない安全装置の搭載を義務化すると発表している。

とはいえ、安全装置が付いていないクルマに乗っているユーザーはどうすればよいのだろう……。安心してください。株式会社データシステムが開発した「アクセル見守り隊」、オートバックスでは「ペダルの見張り番Ⅱ」という名称で販売されている急発進防止装置という強い味方がある。

一部の自治体では、補助金の対象になっているこの安全システムはどんな仕組みで、どう作動するのだろう? もの知りおじさんと若者のやりとりで紹介しよう。

アクセルとブレーキペダルを踏み間違える恐怖!

【登場人物】
物知りおじさん:クルマのことなら何でも知っている博識。実は車載用電子機器などを開発するメーカーで働いている。
若者:ドライブ大好きな若者。最新装備にはうとい。

若者:おじさん、聞いてください。

おじさん:え、急にどうしたの? 何があったんだい?

若者:さっきコンビニの駐車場でアクセルとブレーキペダルをうっかり踏み間違えて、もんげー恐ろしい目にあったんじゃ。

おじさん:落ち着きなさい。それなら、「アクセル見守り隊」、オートバックスでは「ペダルの見張り番II」という名前で販売されている急発進防止装置をつけるといい。販売経路が違うだけで、中身はどちらも同じです。

若者:そういうものがあるんですか?

「アクセル見守り隊」と「ペダルの見張り番Ⅱ」は、アクセルとブレーキペダルの踏み間違いによる急発進を防止するアイテム。どちらも機能は同じだが販売経路が異なる。

おじさん:これだよ! この製品、2018年の暮れに、まずは「ペダルの見張り番Ⅱ」がオートバックスで発売になった。いわば保険的な製品だから、発売当時はあまり話題にならなかった。それが2019年4月に起きた池袋の暴走事故をきっかけに大きくクローズアップされたんだよ。

若者:あれは痛ましい事故でした。

おじさん:この事故の2か月後に小池百合子都知事が東雲のオートバックスを訪問して、「ペダルの見張り番Ⅱ」を搭載したクルマを体験試乗している。

若者:へー。カイロ大卒の都知事さんが……。

おじさん:実際には小池さんは助手席に同乗して、ドライバーが実演するカタチでデモンストレーションしたんだけどね。「思いっきりアクセルペダルを踏んでください」といっても普通のひとは怖くて踏めないから、そういうカタチをとったんだろう。そのときに、この後付けの安全装置に補助金を出すという話になって、東京都の補助金が出るようになって売り上げがガーンと伸びたらしい。

若者:“待てばカイロの日和あり”ってヤツですね。補助金はいくらだったんです?

おじさん:いくらだったかなぁ。もうこの制度はなくなっちゃったけど、取り付け費込みで4万円ぐらいで、その半分の補助金が出たと記憶する。2020年の3月から国の補助金も出ることになってガーッと盛り上がったんだけど、好事魔多し。

若者:Covid-19、新型コロナウィルスだ。

おじさん:そう。あまり認識されないままに国の補助金は終わっちゃった。売り上げもコロナの影響もあって伸びなかった。

若者:おじさんも他人事じゃなかった。

おじさん:というところはある。だけど、ペダルの踏み間違い防止装置の義務化を国交省が発表したこともあって、これからまたこの製品が話題になることは間違いない。いまでも茨城県とか岡山県とか、自治体によって補助金を出しているところもある。詳細はデータシステムのホームページに載っておるから、チェックしておいたほうがいい。

「アクセル見守り隊」、「ペダルの見張り番Ⅱ」とは?

若者:この「ペダルの見張り番Ⅱ」、または「アクセル見守り隊」ってのは、どういう仕組みなんです?

おじさん:そもそも、ペダル踏み間違い事故は、ブレーキペダルだと思ってアクセルをガツンと踏むから起きる。おまえさんも、コンビニの駐車場でヒヤリとしたのは、それだろう。ブレーキペダルは往々にしてギュッと踏む。間違えてアクセルをギュッと遠慮なく踏めば、クルマはあたかも暴走する。

若者:ブレーキペダルもやさしく踏まないといけないですよね。

おじさん:いまは、そういう話ではない。「アクセル見守り隊」の仕組みの話をしておる。つまり、このシステムはアクセル信号を常時モニタリングして、急激なアクセル開度を感知すると、アクセル信号を制御してエンジンの回転数をアイドリング状態に保つわけだ。だから、踏んでも加速しない。カン違いしてはいけないのは、自動ブレーキではないということ。止まるわけではない。止まらないけど、トロトロしか走らない。なので、仮にそのままぶつかっても大きな事故にはならない。トロトロしか走らないから、「あ、いけない」とブレーキを踏み直すチャンスも生まれる。

若者:そいつは頭がいいや。

おじさん:実際、ペダル踏み間違え事故は高齢者はもちろん、経験の浅い免許取り立てのドライバーもパニックになって足が突っぱらかってしまうらしい。それと、年齢とは無関係に、慣れていないクルマだと間違えやすい。間違えているから、「クルマが勝手に暴走した」と思い込むケースもある。

若者:本人は踏み間違いをわかっていないことが多いのですね。

おじさん:発進時以外にも駐車場の料金所で、精算機のほうに体を向けているとき、高齢者は身体が硬くなっているから、ブレーキを踏んでいるつもりで、足がアクセルペダルにズレちゃって、突然走り出しちゃった。というケースもあったりするらしい。

若者:だけど、この装置はどんな車種でもでも付けられるわけではないんでしょ?

おじさん:取り付け可能な車種は200車ほどある。代表的な例は、先先代の30プリウス、先代の50プリウスの一部だな。あ。私のオデッセイにこのシステムが付いているから、一度試してみよう。

「アクセル見守り隊」を体験!

ということで、おじさんと若者は、近所の公園の駐車場まで、おじさんのオデッセイで出かけ、若者が試乗することになった。

おじさん:これが「アクセル見守り隊」を付けた私のクルマだよ。

若者:見た目は特に変ったところはないですね。

おじさん:ところがどっこい、安全性はケタ違いだよ。さあ試してごらん!

若者:さすがにアクセルを目一杯踏むのは怖いですねー。

おじさん:大丈夫だよ! 私を信じて。

若者:わかりました! いざ!

意を決してアクセルを目一杯踏みこむ。

アクセルが急激に踏み込まれると、アイドリング状態になり、クリープ現象でゆっくりと前進する。

若者:おおっ。ガバっとアクセルを踏んでも、アイドリングを維持したまま! これなら安心です。やさしく、そっとアクセルを踏めば、ちゃんと前に出る。効果を発揮するのは停止から発進のときですか?

おじさん:停止状態ないし、速度10km/h以下で、前進ないしはバックのときに作動する。ちなみにアクセルの踏み込みの感度は5段階で調整することもできる。

若者:ドライバーによって踏み込みの強さが違うので、運転者の特性に合わせられるわけですね。

坂道発進やウィンカー使用時にオフできる機能も

アクセル見守り隊のスイッチ。アクセルを強く踏み込んで機器が作動すると、ランプが点滅しながらブザー音でお知らせしてくれる。

若者:そうそう。右折や上りの坂道で一気に加速したいときってありますよね。そういうときは大丈夫なんですか?

おじさん:右左折時や坂道発進のときも、アクセルを踏み込むことがある。そうすると、このシステムが作動して、後ろに下がりはしないまでも、加速しなくてパニックなることもあるかもしれない。

若者:で〜れ〜パニックになるかも……。

おじさん:そういうときのために、一時的に機能をオフにすることもできる。これがそのスイッチだよ。

若者:このちっこいの、そのために付いているのですね!

機能がオンの状態では、オレンジのランプが点灯している。丸い部分を1回押すと機能がオフになり、1度アクセルと踏むと自動的にオンになる。

おじさん:そのままオフにしておくと、意味がなくなるので、アクセルをもう1回踏んだら、機能が復帰するようになっている。

若者:へー。頭がいいですねぇ。

おじさん:駐車場などからガーッと踏んで出ようとする場合に、進まなかったら危ない場合もある。それに対しては、オプションでウィンカー連動機能というのがあって、右折時、あるいは左折時、ウィンカーを出しているときはオフになるようにしている。駐車しようとするときなど、ハザードを点けているときはオフにはならない。

若者:へー。

おじさん:試乗会の時にお客様から「右折のときに作動したらかえって危なくないですか?」と質問があったんだけど、「このシステムには右左折時に備えてこういう機能もあります」と説明したら、感心されたそうだ。

若者:色々な場合が想定されているのですね。

おじさん:他にもアクセルとブレーキを同時踏みした場合、ブレーキを優先させる機能もある。オートバックスの「ペダルの見張り番Ⅱ」ではこの機能も含めて販売している。「アクセル見守り隊」では、ブレーキ優先機能は任意で、というかたちになっている。

若者:へー。ちなみにおいくらなのですか?

おじさん:アクセル見守り隊の本体が3万800円。別売りの車種別アクセルハーネスが4,400円。アクセルとブレーキ、同時踏みしたときのために必要な車種別ブレーキハーネスは3,300円。合計で定価3万8,500円。このほかオプションのウィンカー連動キャンセルアダプターは4,400円。取り付け工賃は概ね1万円前後だろうな。さっきも話した通り自治体によっては補助金制度があるから、調べてみるといいよね。

若者:どういうところで装着できるんですか?

おじさん:「ペダルの見張り番Ⅱ」として販売されているオートバックスは全店舗。「アクセル見守り隊」は契約を交わした取り付け認定店舗だけ。そのリストはデータシステムのホームページで確認できる。万が一取り付けのミスがあったら困るから、通販で買って自分で取り付ける、ということはできない。

若者:おじさん、詳しいですね。まるでデータシステムのひとみたい。

おじさん:免許取り立ての若いひとにも、高齢ドライバーにもすすめたいところだけれど、高齢者にはベテランだというプライドがある。ほとんどの場合、子どもたちから、「費用は出すから」と迫られてつけるケースが多い。孝行したいときには親はなし。おまえさんもいまのうちに親御さんにプレゼントするといい。

若者:そうします。僕も自分のクルマに装着すべく、オートバックスか契約店に行きま〜す!

そう明るく語る若者を、温かい目で見守るおじさんだった。

INFORMATION
データシステム 急発進防止装置「アクセル見守り隊®」SAG297
価格 30,800円(税別 28,000円)

別売り車種別アクセルハーネス ACH series
価格 4,400円(税別4,000円)

別売り車種別ブレーキハーネス BRH series
価格 3,300円(税別3,000円)

ウィンカー連動キャンセルアダプター SAG002
価格 4,400円(税別4,000円)

https://www.datasystem.co.jp/products/sag297/index.html

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