圏央道の千葉県区間はいつ完成? 難工事を乗り越え「芝山トンネル」貫通。
NEXCO東日本は、圏央道の千葉県区間で掘り進めていた「芝山トンネル」(大栄JCT-松尾横芝IC間)の貫通を発表した。これで、圏央道 千葉県区間のつながる日も近付くか。
圏央道で難所の芝山トンネルが貫通した!
圏央道は起終点を横浜とする環状の自動車専用道路である。都心の半径40~60kmに位置しており、神奈川、東京、茨城、千葉の主要都市を連絡すると同時に、東名高速、中央道、関越道、東北道、常磐道、東関東道、東京湾アクアラインなどをつなぐ。
そのうち、千葉県区間では、大栄JCT-松尾横芝IC間の道路を建設している。当初、令和6年度の開通を目指していたが、工事が遅れ、現時点では、令和8年度の開通を目途としている。
特に、脆い地盤を掘り進める「芝山トンネル(仮称)」(以下、芝山トンネル)の掘削は、想像以上の難工事となった。掘削開始後には天端部の抜け落ちも発生。強度の弱いトンネル後半部の掘削は、慎重に進めざるを得なかった。
2024年(令和6年)2月28日、芝山トンネル は難工事を乗り越え、貫通をむかえた。共同で事業を推進するNEXCO東日本と国土交通省は、さらに土工・橋梁・トンネル工事を進めるとしている。無事、令和8年度に開通することを期待したい。
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