大阪万博にEVバス102台! “ミャクミャク様”仕様のデザインがコレだ!【ジャパンモビリティショー2023】
EVモーターズ・ジャパンは、ジャパンモビリティショー2023で、2025年に開催される大阪・関西万博仕様にラッピングされたEVバスを出展した。このバスはOsaka Metro(大阪メトロ)が発注し、合計102台が納車される予定となっている。
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“ミャクミャク様”模様のEVバスが誕生!
2022年7月に、大阪メトロは万博開催に合わせてEVバスの大規模導入することを発表。全体でEVバスを約150台導入する予定だが、そのうち102台がEVモーターズ・ジャパン(以下、EVM-J)の「F8シリーズ2シティバス」となる。102台の内訳は、同モデルの“10.5mタイプ”が67台で、“8.8mタイプ”が35台となり、ジャパンモビリティショー2023では、万博仕様にラッピングされた10.5mタイプが出展された。
外装のデザインには、大阪万博の公式キャラクター「ミャクミャク」をモチーフとした模様があしらわれ、そこに大阪メトログループをイメージしたブルー&グリーンカラーを配色、正面と背面にはブラックが多用されたデザインとなっている。
内装は基本的にノーマルのままだが、運転席まわりの操作ボタンやモニター等の配置や、後部座席の上部にはモニターが新たに追加されている。
なお、このEVバスは万博閉幕後、市内の路線バスやオンデマンドバスとして活用され、さらにそのうち10台程度を自動運転化し、レベル4相当での運行を目指すという。
■F8 series2-City Bus 10.5m 諸元
サイズ:全長10450×全幅2490×全高3300mm
ホイールベース:5500mm
最小回転半径:8.4m
座席数:26席[座席25+運転席1]
乗車定員:77人 [座席25+立席51+運転席1]
バッテリー容量:210 kWh
航続距離:280km(※時速60km走行、負荷重500kg、エアコンオフの場合)
登坂能力:20%
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右側面のデザイン
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こちらがジャパンモビリティショー2023に出展されていた、万博仕様のF8シリーズ2シティバス
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こちらは2022年のバスイベントに出展されていたF8シリーズ2シティバスのデモ車両。ボディはステンレス骨格、表面はカーボンファイバーが用いられ、軽量かつ頑丈な仕上がりとなっている。配色はどことなく欧州車のような雰囲気を漂わせている。
EVM-J製のバスは今冬から「国産」に!
福岡県北九州市若松区に拠点を構えるEVM-Jは、2023年の冬季中に、同じく北九州市で商用EVの最終組み立て工場を稼働させる予定だ。これにより、“国産”のEVバスが誕生することになり、同社が得意とするインバーター、モーター制御システム、バッテリー開発を武器に、世界のEVバスと勝負できることになる。この工場はEV生産だけでなく、試乗や工場見学、EV資料館などを体験できる複合施設となる予定で、福岡県の新たな地場産業や雇用機会創出の拠点としても期待されている。世界で勝負する国産EVバスの実力は、ぜひ大阪万博で確認してもらいたい。
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こちらがF8シリーズ2シティバス 10.5m万博仕様の運転席まわり。ワンペダルで走行できるので、とても運転しやすいとのこと。
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こちらは2022年のバスイベントに出展された同モデルの運転席まわり。操作パネルやモニター位置が微妙に異なっている。
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ナンバープレートも大阪・関西万博仕様に。
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EVM-Jが開発したアクティブ・インバーター(オレンジ色の配線が集中しているボックス)は、EVバスの要となる消費電力の削減とバッテリーの劣化防止に貢献している。
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体感型EV複合施設「ゼロエミッション e-PARK」の完成イメージ図。2023年冬稼働予定。画像=EV Motors Japan