「キー閉じこみ」による子どもやペットの車内置き去り、昨年8月に87件発生! JAFの救援数は他人事ではない。
JAF(日本自動車連盟)が今年8月に発表したリリースによれば、子どもやペットを残したままのキー閉じ込みは、2022年8月の1カ月間で87件発生したという。JAFは車内熱中症の注意を呼びかけている。
キー閉じこみで、子どもやペットが車内に置き去りに!
JAF(日本自動車連盟)によると、昨年(2022年)8月の子どもやペットを残したままのキー閉じこみの救援件数は87件にのぼったという。そのうち子どもは51件、ペットは36件であった。
昨年度は記録的な暑さとなり、熱中症での救急搬送も後を絶たなかった。特に子どもの体温調節機能は未発達で、犬や猫なども体温調節が不得手だ。いずれも熱中症になりやすく、危険性はより高い。実際、救援に駆け付けたJAF隊員が危険性が高いと判断して、ドアガラスを割るなど「強行救出」に踏み切ったケースも3件あったという。
KURU KURAでも、子どもの車内置き去りの危険性やスマートキーになっても発生しているキー閉じ込みの原因について取り上げており、どのような状況で車内の置き去りが発生するのか解説している。その中でも紹介したが、「子どもの機嫌をとるためにスマートキーを握らせていたらロックボタンを押してしまった」というような、運転者の不注意から発生したケースもあり、決して「自分は大丈夫」と他人事にできるものではない。
車内の熱中症の危険は9月も高い。2023年9月1日のウェザーニュースの天気予報は、東京で最高33℃、大阪で最高34℃、日本海側の新潟や金沢も最高34℃となっている。子どもやペットをクルマに乗せているときのキー閉じこみに気を付けてほしい。
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