国道408号・宇都宮高根沢バイパスの一部で4車線運用がスタート
国道408号「宇都宮高根沢バイパス」の一部区間が、5月11日10時から4車線運用を開始した。区間は、栃木県宇都宮市板戸町~同県高根沢町宝積寺の延長2.7km。同バイパスは、E6 常磐道・谷和原IC~E4 東北道・矢板ICをつなぐ地域高規格道路「常総・宇都宮東部連絡道路」の一部である。
混雑緩和など交通円滑化の効果に期待
宇都宮高根沢バイパスは、E6 常磐道・谷和原IC~E4 東北道・矢板ICをつなぐ地域高規格道路「常総・宇都宮東部連絡道路」(延長約100km)の一部だ。地域高規格道路とは、高規格幹線道路を補完し、地域相互の交流促進や空港・港湾など広域交通拠点等を強化するため、おおむね時速60km以上で走行できる2車線以上の道路のこと。常総・宇都宮東部連絡道路は、栃木県経済をけん引する鬼怒川左岸工業団地群からE50 北関東道・真岡ICへのアクセス性の強化により、地域の産業活動を支える道路としての整備が進められてきた。
この「宇都宮高根沢バイパス」の一部区間で、5月11日10時から4車線運用が開始された。運用開始された区間は、宇都宮市板戸町~高根沢町宝積寺の延長2.7km。栃木県県土整備部によると、当該バイパスの整備は、道場宿交差点や宝積寺交差点などで多発する渋滞緩和をはじめとした交通の円滑化を目的としているという。
今回の開通で、残る未整備区間はJR宝積寺駅付近の延長1.3kmを残すのみとなった。同区間の工事は、すでに2016年から着手しているが、開通時期については現在調整中とのこと。栃木県県土整備部は、「宇都宮高根沢バイパスの全線4車線運用の完成時期についても調整中ですが、まずは2023年度の完成を目標に野高谷立体の建設を鋭意進めていきたい」としている。