車内で遊べるお手軽ゲーム5選!渋滞や長時間移動のおともに。
長時間のクルマ移動中、同乗者と一緒に、手軽に楽しめるアナログゲームで盛り上がってみてはいかがだろうか。本記事では、車内で盛り上がれるおすすめのアナログゲーム5つをご紹介しよう。
車内の退屈時間を盛り上げる
しりとりやトランプなど、誰もが一度は遊んだことのあるアナログゲーム。最先端のゲームのような綺麗なグラフィックや派手な演出はないが、バーチャルではなくリアルで相手の表情や仕草から本音を探ったりして楽しめるところが魅力のひとつだといえよう。そんなアナログゲームは、クルマでの長距離移動時にも、退屈した時間を紛らわせ、楽しませてくれる。本記事では、カードなども必要ないアナログゲームを、定番から変わり種まで、5つご紹介しよう。
定番中の定番ゲーム「しりとり」
まずは、誰もが知っている定番ゲームのひとつ、しりとりから紹介しよう。基本的なルールはご存じの通り、前の人が言った単語の最後の文字から始まる単語を挙げていき、「ん」で終わる単語を言ったら負け、というものだ。単純なゲームだが、以下のようにルールを追加することでさらに楽しむことができる。
「文字数しばり」
しりとりで使用できる言葉の文字数を制限するルール。例えば、「4文字しばり」は使用できる単語を平仮名4文字に限定するというものだ。(例:しりとり→りくがめ→めいしょ→よあそび など)同じく、2文字、3文字や、少し難しくなるが5文字以上など字数制限を変えれば常に新しい視点でのしりとりを楽しむことができる。
「テーマしばり」
こちらは文字数ではなく、テーマを特定して行うしりとりだ。「料理」や「動物」など定番のテーマでも楽しめるが、その時のメンバー次第で共通の趣味のものからテーマを絞るのも楽しい。「歴史」「世界の地名」など博識を披露し合うテーマにしてみても盛り上がるだろう。
「最後の2文字をつなげる」
通常のしりとりでは最後の1文字のみをつなげていくが、これは最後から2文字を取ってつなげていくというものだ。(例:しりとり→とりにく→にくきゅう→きゅうじん→じんるい など)この場合、「ん」で終わる言葉であっても成立するルールにすると単語の幅が広がってゲームが盛り上がるかもしれない。一方、「ん」から始まる言葉はほとんどないため、最後から2文字目に「ん」が来たら負けとした方がよさそうだ。(例:おしんこ、ブランコ、あんこ など)
他にも、「漢字のみで構成された単語」「単語内に特定の文字が含まれている」「外来語」などテーマを変えればいつでも新しいゲームとして楽しむことができる。
思い浮かべた人物をズバリ「アーキネーター」
次に紹介するのは「アーキネーター」。もともとは、質問への回答から実在の人物や架空のキャラクターを特定していくプログラムエンジンのことを指している。ランプの魔人が頭に思い浮かべた人物(キャラクター)をピタリと当ててくれるスマホアプリやWebサイトも存在する。このアーキネーターになりきって遊ぶのがゲームの趣旨だ。ルールは次の通り。
「アーキネーター」のルール
1. 出題者は、人物やキャラクター、もしくは身近にあるモノなどを思い浮かべる。
2. プレイヤーは、「はい」「いいえ」で答えられる質問を出題者にしていく。
(例:「あなたは実在の人ですか?」「あなたの髪は黒いですか?」など)
3. 出題されたモノを言い当てることができたら終了。
質問と回答の回数制限をしておくと、プレイヤーがより慎重になるのでゲーム度が高くなるだろう。いかに正解に近づくか、質問の仕方にも工夫が必要なゲームだ。
推理力が鍵となる「ウミガメのスープ」
「ウミガメのスープ」とは、別名「水平思考問題」といわれるクイズゲームの代表作品で、ゲーム名にもなっている。出題者が考えているストーリーの真相を、回答者が質問をしながら推理していくというものだ。「ウミガメのスープ」のストーリーは、「ある船乗りが立ち寄ったレストランで『ウミガメのスープ』を頼んだ。それを一口飲んだ途端、船乗りは驚いた表情になり、『これは本当にウミガメのスープですか?』と聞く。店員の『はい』という回答を聞くと、船乗りはそのまま店を出てその後自殺をしてしまった。なぜ船乗りは自殺をしたのか?」というものだ。
このストーリーの答え、つまり真相は、次の通りだ。レストランを訪れた船乗りは昔、遭難中にウミガメのスープを飲んだことを思い出してメニューにあるそれを注文した。遭難中は食糧難になり、周りの船員は生き残るために死んでいった仲間の肉を食べ始めるが、この船員だけは頑なに食べようとしなかった。当然、衰弱していく船員に、仲間のひとりが「これはウミガメのスープだから」と偽って仲間の肉を使ったスープを飲ませ、船員は生き延びることが出来た。そして、レストランで食べた「海亀のスープ」は明らかにその時のものと味が違う。船員は、そこで全てを悟り絶望して自殺してしまったのだ。
こうした真相を推理するために、回答者は出題者に質問をしていく。ゲームのルールは次の通りだ。
「ウミガメのスープ」のルール
1. 親は出題するストーリーを考える(Webサイトなどで探してもいい)。
2. ストーリーを聞いた後、回答者がさまざまな質問をしていく。
3. それに対し出題者は「はい」「いいえ」「関係ありません」のいずれかで答える。
4. 真相を回答されたら、出題者がストーリーを解説して終了。
ひねられたストーリーであればある程、真相に行きついた時の達成感は大きくなる。直感と発想力が鍛えられるゲームだ。「ウミガメのスープ」で検索すれば、さまざまなストーリーを見つけることができるのでいくつか読んでストックしておくのもよいだろう。
実は結構難しい「カタカナ禁止ゲーム」
会話の中には横文字が多く使われているものだ。例えば、テレビ、ニュース、タクシーなど、こうしたカタカナの使用を禁止して会話をするゲームはいかがだろうか。会話の中でカタカナ言葉を3回使ったら負けというルールや、出題者と回答者に分かれてカタカナ単語を日本語のみで説明し、答えを当ててもらうゲームにするのも盛り上がるだろう。その場合のルールは次のようなものだ。
「カタカナ禁止ゲーム」のルール
1. 出題者はカタカナの単語をひとつ選び、カタカナ単語を使わずにその単語の説明をする。
2. 回答者は、出題者に対してカタカナ単語を使わずに質問する。
3. 回答者が正解を言い当てられれば終了。
質問の回数制限や3回先取制など、独自のルールを追加する楽しみ方もおすすめだ。
全員一致を目指す「共通感覚ゲーム」
テレビ番組でも見かけることがある共通感覚ゲームは、共通のお題をひとつ用意して、回答者全員が同じ答えを導き出せれば勝ち、というものだ。例えば、「野菜といえば?」というお題に対して、思い浮かべるものは何だろうか。それを答えるわけだが、このゲームでは、「周りと共通した回答」にすることが勝利の鍵となる。自分の直感だけではなく、相手が何を思い浮かべているのか推理することも必要なのだ。
お題の幅が広すぎると共通回答になりにくいので、「三文字の野菜といったら?」「赤い色の野菜といったら?」など対象をさらに絞るルールもおすすめだ。
手軽に楽しめるアナログゲーム5つを紹介してきた。定番なものから頭を使う推理ゲームまで、ゲーム機やカードなどの準備もいらないから車内で思い付いたらすぐ楽しめるところもポイントだ。安全運転に影響がでないようドライバーへの配慮をしながら、アナログゲームで盛り上がってほしい。
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