黄色ナンバーはダサい?たまに見かける軽自動車の白ナンバーについて解説!
軽自動車なのにナンバー全体が白色のナンバープレートを付けた車両を見かけたことはないだろうか。実はそのナンバープレートは、ラグビーワールドカップや東京2020オリンピック・パラリンピックの開催を記念して作られたものだ。現在はどちらも受付を終了しているが、黄色の枠が付いた白地のナンバープレートであれば、今もつけることができる。軽自動車でもやっぱり白色がいい?
軽自動車でもナンバーは白がいい?
「あの軽自動車、なんで白いナンバーなんだ!偽造じゃないのか!」と目の前の軽自動車のナンバープレートを見て声を上げたことはないだろうか。以前、軽自動車のナンバーは黄色(自家用)と黒色(事業用)で、小型自動車や普通自動車のような白ナンバーは存在しなかった。しかし、2017年に、ラグビーワールドカップ特別仕様ナンバープレート(受付終了)や、東京2020オリンピック・パラリンピック特別仕様ナンバープレート(受付終了)が登場して、軽自動車でも白色のナンバープレートを堂々と付けられるようになったのだ。
かくいう筆者も、実家に足を運んだとき、買い替えたばかりだという軽自動車のナンバーが黄色ではなく白色だったのを見て、これは天ぷらナンバーか!と首を傾げたものだ。特別仕様ナンバープレートについて知ったのは、そのときが初めてである。なお、天ぷらナンバーを知らない方は、こちらの記事もぜひ読んでもらいたい。
さて、白地に緑の数字が表記された白色のナンバープレートは、通常、自家用の小型自動車や普通自動車等に交付されるもので、軽自動車には交付されない。通常、自家用の軽自動車に交付されるのは、黄色地に黒の数字が表記された黄色のナンバープレートである。
しかし、件の筆者の身内によると、「軽自動車にしたけど、ナンバーは黄色より白色のほうがカッコいい!」と思っていたろころに、ちょうどタイミングよく東京2020オリンピック・パラリンピック特別仕様ナンバープレートが登場し、軽自動車でも白地のナンバーを選べるようになったので、そちらを選択したという。
具体的には上のようなナンバープレートである。図柄入り(寄付金付き)だと、遠目にも特別仕様のナンバーだということが目立つが、図柄のないナンバープレート(寄付金なし)であれば、普通の白色のナンバープレートとの差はエンブレムだけなので、違いが分かりにくい。このナンバーを、小型自動車や普通自動車と同様に、軽自動車にもつけられたのだ。
いまでも、軽自動車に白いナンバープレートは申し込める?
いますぐにでも特別仕様ナンバープレートを申し込みたいと思った軽自動車ユーザーも多いかもしれない。しかし、残念ながら、ラグビーワールドカップ特別仕様ナンバープレートも、東京2020オリンピック・パラリンピック特別仕様ナンバープレートも、すでに申し込みを終了している。
しかし、通常の白ナンバーとは少し差があるものの、今でも軽自動車(自家用)を白地のナンバーにする方法はある。現在、特別仕様ナンバープレートとして大阪・関西万博特別仕様ナンバープレートが交付中だが、こちらも軽自動車(自家用)でもナンバープレートを白地にすることができる。交付期間は2025年12月26日までだ。また、特別仕様ナンバープレートとは別に、図柄入りナンバープレートという種類のナンバープレートも選択できるのだが、こちらも軽自動車(自家用)で地色を白色にすることが可能だ。
ただし、どちらも軽自動車(自家用)だと黄色の縁取りが付くことになる。また、ナンバープレート全体や一部に図柄があしらわれるので、ラグビーワールドカップ特別仕様ナンバープレートや、東京2020オリンピック・パラリンピック特別仕様ナンバープレートと比べると、通常の白ナンバーとの違いは少し目立ちそうだ。