スウェーデンから斬新な電動バイクがやってきた! 日本では春から販売開始!
アウトドア用品を手がけるゴールドウインは、スウェーデンの電動バイクメーカーCAKE社と国内独占販売の契約を結び、1月20日に販売発表会を開催。日本でも2023年春から販売を開始する3モデルを紹介する。
ゴールドウインがバイク事業に参入!
アウトドアやスポーツアパレルを扱うゴールドウインは、スウェーデンの電動バイクメーカーCAKE 0 emission AB社(以下、CAKE)と、国内独占販売の契約を結んだ。1月20日には都内で日本展開モデルのお披露目があり、ゴールドウイン代表取締役社長の渡辺貴生氏と、CAKE創業者兼CEOのステファン・イッターボーン氏が発表会の場に登壇している。
ゴールドウインでは、スウェーデンと同様にオンラインのみで2023年春から販売を開始し、3年間で5,000台の国内販売を目指すという。
CAKE社について
CAKE社はスウェーデン生まれの電動バイクメーカーで、創業は2016年。軽量でシンプルなモノづくりを追求し、環境負荷に配慮した製法を心掛けている。
ゴールドウインが展開するモーターサイクル向けのアパレルブランドにおいても、環境配慮を重要な課題と捉えており、CAKE社の展開するクリーンでサステナブルな電動バイクとの親和性が非常に高いと感じ、パートナー契約の締結に至ったという。
北欧らしいシンプルなデザインと言うが、ボディと呼べる外装は一切取り除き、フレームのみでデザインを成立させた外観と、剥き出しのバッテリーにはシンプルを通り越して斬新さを感じる人も多いのではないだろうか?
発表会では、中型二輪免許が必要な「Kalk &」、「Ösa+」と、原付免許で乗れる「Makka Range」の3車種が登場したので、これらも紹介しよう。
Kalk &(カルク アンド)
妥協のない軽快性と圧倒的パワーが特長。252Nmの優れたトルクで、アスファルトでもトレイルでも走破できるという。Kalkは石灰岩のkalkstenに由来しており、&は次の段階を意味しているという。
品名:Kalk&
価格:291万5000円(税込)
最高速度:時速90km
航続距離:86km
最大瞬間出力/定格出力:10kw/5.8kw
車両重量:79kg
免許:普通自動二輪(中型)
Ösa+(オッサ プラス)
街を軽やかに走り抜けるオフグリッドトランスポーター。車輪付きのワークベンチという説明の通り、バッテリーの取り外しが容易で複数のコンセントを備えており、スマートフォンなどの小型電子機器や電動工具などの充電に使用することも想定されている。
品名:Ösa+
価格:225万5000円(税込)
最高速度:時速90km
航続距離:111km
最大瞬間出力/定格出力:9kw/6.0kw
車両重量:89kg
免許:普通自動二輪(中型)
次のページでは、
原付免許で乗れるモデルを紹介!
Makka range(マッカ レンジ)
静かでパワフルなアーバンコミューター。立って乗るように設計されている。14インチ×3.0インチのタイヤはグリップ力に長けており、街中でもスムーズな乗り心地を提供してくれる。
品名:Makka range
価格:86万9000円(税込)
最高速度:時速25km
航続距離:66km
最大瞬間出力/定格出力:1kw/0.6kw
車両重量:70kg
免許:原動機付自転車免許
4月には丸の内にショールームが登場
実際に見て、触れてみたいという人向けに1月26日から29日まで、事前予約不要の一般向け展示会を、28日と29日には事前予約制の一般向け試乗会を原宿の「THE CORNER」で開催する。また、4月には東京・丸の内にプロダクトを体験できるショールームを展開予定となっているので、気になる人は足を運んでみて欲しい。
CAKEのバッテリー充電はもちろん日本の規格に対応しており、変換アダプタの用意も不要だ。シンプルにそのまま乗っても、自由にカスタムしてもかなり面白そうな機能を備えている。ただ、Kalk&が291万5000円、Ösa+が225万5000円、原付クラスのMakka rangeが86万9000円という価格設定を知ったときは正直、驚いてしまった。3年間で5,000台という目標も大変だと思うが、ゴールドウインが得意とするアウトドアと上手く融合させて、面白いスタイルを提案して欲しいものだ。