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最終更新日:2022.07.15 公開日:2022.07.15

立ち寄りたくなるトイレがあるSA・PA。NEXCO西日本【後編】

NEXCO西日本管轄の、立ち寄りたくなるトイレがあるSA・PA【後編】では、優雅な演出で有名なトイレがある宝塚北SAと、2022年1月にトイレをリニューアルしたばかりの桂川PA(上り)を紹介。

文=くるくら編集部

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西日本最大級にして、超豪華なトイレも有名! 宝塚北SA

「宝塚モダン」をコンセプトとした、宝塚大劇場の正面ゲートのような外観。

 新名神高速道路 高槻JCT/IC~神戸JCT間の全線開通にあわせ、2018年に完成した、宝塚市で初となる宝塚北SA

 宝塚北SAの外観は、宝塚市の「花のみち」の街並みをイメージした南欧風の建物が特徴。広々とした敷地に加え、新名神高速道路の上り線と下り線のどちらからでも利用が可能なため、駐車台数が名古屋方面と神戸方面を合わせて約400台、店舗面積が6,739平方メートルと、西日本最大級規模のSAとなっている。

 施設内の至るところに花が飾られ、宝塚歌劇の限定グッズや、手塚治虫キャラクターグッズに、関西広域のお土産を扱う店舗や、屋外のイベント広場では宝塚歌劇OGによるトークショーが催されることもあり、わざわざ立ち寄る利用客も多い。

 そして、宝塚北SAで何より有名なのが優雅な演出を備えたトイレである。特に女性用トイレの造りがかなり凝っており、オープン直後に各メディアがこぞって取り上げている。

向かい合う紳士・淑女に、スクリーンまで用意されたトイレの入口は、まるで劇場の観劇席へ続くかのような雰囲気。

女性用トイレは中央に洗面台が置かれ、その上にはシャンデリアがある。

宝塚劇場の楽屋をイメージしたというパウダーコーナー。

パウダーコーナーの隣にはドレッシングルームも用意されている。

とにかく美しい並びで、男性トイレも負けていない。

手を洗った水がそのまま洗浄水になる、スマートな仕掛けが一部の小便器に設けられている。

男性用大便器も洗面台をぐるりと囲むように個室が設置されている。

 宝塚北SAはファミリー向けの設備も充実しており、オムツ替えスペース、離乳食スペース、授乳室、キッズスペースなどを完備。室内は天然アロマの香りでリラックスできる空間を演出している。

 屋外にはドッグランに加え、一般道からの利用も可能なウェルカムゲートが設置されているので、地域の人からも愛される憩いの場として、まだまだ人気は高まりそうだ。

写真左がベビーコーナー、写真右がファミリートイレ。

新名神高速道路 宝塚北SA(上り線、下り線共通)

営業時間 平日 8:00~18:00
休日 7:00~19:00
メイントイレ 男:小18、大20、男性用洗顔洗髪コーナー2 女:56、パウダーコーナー12 多機能:2、ファミリー:2、ベビーコーナー1
サブトイレ 男:小10、大10 女:30 多機能:2、ファミリー:1
駐車場
(名古屋方面)
大型79台、小型82台、兼用27台、トレーラー3台、バス15台、身障者(小型)6台、身障者(大型)1台、二輪:4台、一般道側の駐車15

次ページでは
桂川PA(上り)を紹介

2022年にトイレをリニューアル!桂川PA(上り)

桂川PA(上り)の外観。このPA限定で九条ねぎコロッケや抹茶ソフトクリームなどを購入できる。

 京都南西部に位置する桂川PAは上り線と下り線があり、京都中心地からも比較的近く、そのまま名神高速道路を下れば大阪まで30分という、アクセスしやすいPAである。

 2021年に上下線で店舗棟が、2022年にはトイレ棟がリニューアルオープンしている。新しいトイレはLED照明(約50%の省エネ)や、節水型便器(約75%の省エネ)が積極的に採用され、前編で紹介した「4C+1E」に配慮した仕様となっている。

 桂川PAの特色として、施設内は京都らしい落ち着いた木目調の装飾が施され、トイレの内壁には伝統模様柄が隠し要素として上下線でそれぞれ採用されている。また、下り線の施設内には、日本初の都市間高速道路である名神高速道路の、開通当時(1965年)の歩道橋の一部がさり気なく置かれているなど、あらかじめ知っておくと面白い仕掛けがある。

桂川PA(上り)のトイレ。自然光を取り込む大きな窓が明るく開放的な空間に貢献。

隠し要素のトイレ内壁に使われている伝統模様。上下線で模様は異なる。※このトイレ入り口画像は上り線のもの。

 ちなみに、上り線では2022年の5月にウェルカムゲートを追加したばかりだ。観光名所が多い京都だけに、高速道路を降りた後でも一般道からアクセスできるのはありがたい。

名神高速道路 桂川PA(上り線)

営業時間 ショッピングコーナー・フードコート 
7:00~21:00 
トイレ 男:大12、小17 女:41 バリアフリー:3 ファミリー:1
駐車スペース 大型49台、小型104台、二輪車4台、トレーラー3

今年中にリニューアルするSA・PAは4か所!

王司PA(下り)の改装イメージ。

 NEXCO西日本では、2022年度中に、阪和自動車道から岸和田SA(下り)、中国自動車道から王司PA(下り)、九州自動車道から直方PA(上り)と、鞍手PA(下り)の4か所をリニューアルオープンする予定だ。直近では王司PA(下り)が7月22日にリニューアルを予定しており、旧店舗からは食事スペースが約1.5倍、ショッピングコーナーが約2.5倍にボリュームアップする。また、王司PA(下り)は引き続きトイレの建替えを実施するとのことで、「4C+1E」※に配慮したトイレが実装されることだろう。

※「4C+1E」とは、明るく[Clear]、清潔で[Clean]、快適な[Comfortable]、つい行ってみたくなる[Charming]、環境にやさしい「Ecology」に配慮したトイレへの取り組みのこと。

写真=NEXCO西日本

【前編】はこちら

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