日本に1台のみのロールス・ロイス ファントム テンパス コレクション。車内は無限に広がる宇宙
ロールス・ロイスは、世界限定20台となる特別限定車「ファントム テンパス コレクション」を2021年7月に発表。その1台が日本に輸入され、8月にコーンズ・コレクション梅田ギャラリーにて納車式が行われた。同車のデザインコンセプトは「時間と宇宙の広がり」で、車内は星空に包まれたような幻想的な空間となっている。
星が瞬くインテリア
ロールス・ロイスは、2021年7月にアメリカのカリフォルニア州で、世界限定20台となるファントムの特別限定車「テンパス コレクション」(以下テンパス)を発表した。その1台が日本に輸入され、同年8月に大阪にあるコーンズ・コレクション梅田ギャラリーにて納車式が行われた。
テンパスとはラテン語で「時間」を意味する言葉だ。その言葉を冠する世界限定20台のファントムのデザインは、時間や宇宙の無限の広がりを感じさせる幻想的なものとなっている。例えば、インテリアでは天井に「パルサーヘッドライナー」と名付けられた刺繍と、光ファイバーによるイルミネーションで装飾されている。このイルミネーションは星の瞬き(パルサー)を再現するために光が強弱するもので、星雲を表現した刺繍と相まって無限に広がる宇宙空間の美しさに演出する。このイルミネーションは天井だけでなく前後ドア内張にも施されており、後席だけでなく前席にも幻想的な空間が広がる。
専用ボディカラー&装備品
日本に輸入されたテンパスのボディカラーは、専用の新色「クリスタル オーバー アークティック ホワイト」で、青白いポジションランプと相まって宇宙の神秘性を醸し出している。このほかに「カイロス・ブルー」という夜空をイメージした深みのあるブルーもある。
またグローブボックスには、物理学者のアインシュタインが残した「過去、現在、未来の区別は、単なる幻想にすぎないことを知っている」という名言が英語で刻まれている。加えて、ロールス・ロイスを象徴するボンネット上のオーナメント「スピリット・オブ・エクスタシー」の台座に、オーナー自身の特別な日付や場所が刻まれるなど、「時間」に関する装備が施される。
ただしテンパスには普通の車に必ずある装備がない。それは「時計」だ。ロールス・ロイスのCEO曰く「ロールス・ロイスのオーナーは時間に縛られていない」からだそうだ……。
<ロールス・ロイス ファントム テンパス コレクションの動画>
ロールス・ロイス ファントム テンパス コレクションの
詳細な写真を見るなら下の「この記事の写真を見る」をクリック