新東名・長泉沼津ICから藤枝岡部IC下り線など、7月16日に6車線開始。
国土交通省とNEXCO中日本は、新東名高速道路・長泉沼津ICから藤枝岡部IC下り線と、新静岡ICから藤枝岡部IC上り線の6車線(片側3車線)運用を、7月16日10時から開始すると発表した。前述の区間を含む御殿場JCTから浜松いなさJCTでは6車線化事業が進められており、今後は完成した区間から順次運用を始める。2020年度内には同区間内が6車線となる予定だ。
2020年度内には御殿場JCTから浜松いなさJCTの約145kmが6車線で運用
国土交通省とNEXCO中日本は、新東名高速道路・長泉沼津ICから藤枝岡部IC下り線と、新静岡ICから藤枝岡部IC上り線の6車線(片側3車線)運用を、7月16日10時から開始すると発表した。これは2018年6月に閣議決定された「未来投資戦略2018」にある、新東名高速道路6車線化事業の一環である。現在6車線化工事は、御殿場JCTから浜松いなさJCTの約145kmで進められおり、今後は工事が完了した区間から順次運用を開始する。また2020年度内には、この区間のすべてで6車線運用を始める予定であることも今回発表された。
7月16日から6車線運用を開始する新東名高速道路の区間
長泉沼津ICから藤枝岡部IC 下り線:約72km
新静岡ICから藤枝岡部IC 上り線:約19km
今回の6車線化で、新東名の渋滞が解消、東名リニューアル工事の迂回路にも
今回完成した2区間によって、お盆などの交通集中時期に発生していた新東名・長泉沼津ICから新清水JCTの渋滞解消が期待されるのと同時に、東名・富士ICから清水JCTの高波による通行止め時や、東名・裾野ICから清水JCTのリニューアル工事(2020年9月~12月予定)の迂回機能が強化されたことになる。
新東名高速6車線化事業は、最高速度が制限された大型貨物車両を追い越すスペースを増やし、無理な追い越しを減らすことなどが期待されている。それにより交通の流れが円滑かつ安全になり、新東名高速道路の物流機能が強化されることが同事業の最終的な狙いとなっている。