【JNCAP2018-2019】全23車種による衝突安全性能ランキング
国土交通省と独立行政法人 自動車事故対策機構(NASVA)が、毎年実施しているJNCAP(自動車アセスメント)。ここでは、2018・2019年度の全23車種の衝突安全性能評価を、得点順にランキングにして紹介する。
JNCAPとは、国土交通省と独立行政法人 自動車事故対策機構(NASVA)が毎年実施している、新車の安全性能評価試験のことだ。毎年10月下旬から12月初旬にかけて前期として発表され、翌年5月末に後期が発表される。
評価試験を受けるのは、現行車種(新車)の中から特に販売台数の多い車種が選定される。実施年度か、その1~2年前に発売、もしくはマイナーチェンジによる性能向上が行われた車種が選ばれることが多い。また、メーカーが試験を依頼するケースもある。どちらのケースにしろ試験用の車両は、試験車両であることを伏せて、ユーザーと同様にディーラーで購入するのが原則。そして全車種同一条件の下に厳密で正確な試験を実施している。
2種類ある安全性能評価のうち、ここで取り上げるのは、事故時に乗員と歩行者の保護性能を扱う衝突安全性能評価だ。パッシブ・セーフティとも呼ばれ、JNCAPでは真正面からコンクリート・バリアに正面衝突するフルラップ前面衝突試験など、実際にクルマをぶつけてその安全性能の評価が行われている。なお、今回のランキングでは直近の2年間に評価を受けた23車種を対象とした。その理由は、衝突安全性能評価が2018年度に大きく得点の算出方法が変更されたことによる。2017年度までは208点満点方式だったが、2018年度から100点満点方式に変更されたからである。
より正確に述べると、変更されたのは試験で算出された点数にかける「重み係数」だ。試験内容と試験結果の点数に関しては変更されていない。歩行者保護の頭部保護試験を例にすると、2017年度までは、「試験の得点(0~4点)×重み係数(18.75)=頭部保護の得点(0~75点)」という形で算出されていた。これが2018年度からは重み係数が8.00となり、「試験の得点(0~4点)×重み係数(8.00)=頭部保護の得点(0~32点)」となったのである。この重み係数は、事故データを基に経済損失などから導き出されている。
国産車20車種+輸入車3車種・全23車種の顔ぶれ
なお、23車種は以下の通りだ。
【トヨタ】
●RAV4(中型クロスオーバーSUV・5代目・2019年4月発売)
●カムリ(中上級セダン・10代目・2017年7月発売 ※1)
●カローラ スポーツ(小型ハッチバック・12代目・2018年6月発売)
●クラウン(高級セダン・15代目・2018年6月発売)
【日産】
●デイズ/デイズ ハイウェイスター(軽トールワゴン・2代目・2019年3月発売 ※2 ※3)
【ホンダ】
●CR-V(中型クロスオーバーSUV・5代目・2018年8月発売)
●N-VAN(軽商用車・初代・2018年7月発売)
●N-WGN/N-WGNカスタム(軽ハッチバック・2代目・2019年8月発売 ※4)
●アコード(中上級セダン・10代目・2020年2月発売)
●インサイト(中級セダン・3代目・2018年12月発売)
●オデッセイ(大型ミニバン・5代目・2018年8月発売)
【スズキ】
●クロスビー(コンパクト・クロスオーバーワゴン・初代・2017年12月発売)
●ジムニー(軽クロスカントリー4WD・4代目・2018年7月発売)
【スバル】
●フォレスター(クロスオーバーSUV・5代目・2018年9月発売)
【ダイハツ】
●タント/タント カスタム(軽トールワゴン・4代目・2019年7月発売 ※5 ※6)
●ミラ トコット(軽ハッチバック・初代・2018年6月発売・軽自動車)
●ロッキー(小型クロスオーバーSUV・2代目・2019年11月発売 ※7)
【三菱】
●エクリプス クロス(中型クロスオーバーSUV・初代・2018年3月発売)
●eKワゴン/eKクロス(軽トールワゴン・4代目・2019年3月発売 ※8 ※9)
【レクサス】
●NX(小型クロスオーバーSUV・初代・2014年7月発売)
●UX(小型クロスオーバーSUV・初代・2018年11月発売)
【メルセデス・ベンツ】
●Cクラス(4代目・2014年7月発売 ※10)
【フォルクスワーゲン】
●ポロ(コンパクトカー・6代目・2018年3月発売)
【ミニ】
●ミニ 3ドア/5ドア(コンパクトカー・3代目・2014年3月発売)
全23車種による衝突安全性能・総合ランキング
まずは、衝突安全性能の総合ランキングから掲載する。総合ランキングは、歩行者保護、乗員保護、シートベルトの着用警報の得点を合計したもの。四捨五入した得点での合計のため、合計得点にはずれが生じることもある。
また総合ランキングでは獲得した点数により、以下の評価が与えられ、最高評価の5つ星には「ファイブスター賞」が贈られる。ただし82点以上を獲得しても、試験項目で5段階評価のレベル3以下があると、4つ星止まりとなる。今回は2つ星以下を獲得した車種はないため、割愛した。
82.0点以上:★★★★★(ファイブスター賞)
72.5点以上82.0点未満:★★★★
63.0点以上72.5点未満:★★★
ちなみに全23車種の平均点は86.25点。第1位の96.5点から第23位の77.9点までは、18.6点の差がある。同点の場合、同じ年度の場合は車種名順で表記(アルファベット、五十音)。年度が違う場合は2018年度の車種を先に記載した。
第1位:96.5点 クラウン(トヨタ)★★★★★
第1位:96.5点 フォレスター(スバル)★★★★★
第3位:89.7点 エクリプス クロス(三菱)★★★★★
第4位:88.9点 RAV4(トヨタ)★★★★★
第5位:88.7点 N-WGN/N-WGN カスタム(ホンダ)★★★★★
第6位:88.5点 アコード(ホンダ)★★★★★
第7位:87.8点 カローラ スポーツ(トヨタ)★★★★★
第8位:87.5点 インサイト(ホンダ)★★★★★
第9位:87.3点 UX(レクサス)★★★★★
第10位:86.5点 デイズ/デイズ ハイウェイスター(日産)、eKワゴン/eKクロス(三菱)★★★★★(※11)
第11位:85.9点 CR-V(ホンダ)★★★★★
第11位:85.9点 NX(レクサス)★★★★★
第13位:85.7点 ロッキー(ダイハツ)★★★★★(※12)
第14位:85.7点 Cクラス(メルセデス・ベンツ)★★★★(※12)
第14位:85.7点 ポロ(フォルクスワーゲン)★★★★(※12)
第16位:85.5点 カムリ(トヨタ)★★★★★
第17位:85.2点 クロスビー(スズキ)★★★★★
第18位:83.9点 オデッセイ(ホンダ)★★★★★
第19位:81.5点 ミラ トコット(ダイハツ)★★★★
第20位:81.4点 ジムニー(スズキ)★★★★
第21位:80.2点 タント/タント カスタム(ダイハツ)★★★★
第22位:78.5点 N-VAN(ホンダ)★★★★
第23位:77.9点 ミニ 3ドア/5ドア(ミニ)★★★
総合ランキングの第1位は96.5点という高得点を獲得したトヨタ「クラウン」(15代目)とスバル「フォレスター」(5代目)だった。この2車種は総合ランキングでは同点だが、項目別に見ると得点差があり、安全性能面の特徴が異なっていることがわかる。
そして注目すべきは、軽自動車ながらベスト5入りしたホンダ「N-WGN/N-WGN カスタム」(2代目)だろう。軽自動車はサイズ的な制約などから、つい数年前までは衝突安全性能が普通車と比較すると大きく劣っていた。しかし、ホンダの「N-BOX」(2代目)が2017年に登場し、2011~17年の全96車種中で第14位を獲得する健闘を見せて以降、少しずつではあるが上位に進出するようになってきた。その2代目「N-BOX」のプラットフォームをベースに開発されたのが、2代目「N-WGN/N-WGN カスタム」である。
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続いて項目別ランキング
歩行者への傷害性の低さがわかる、歩行者保護性能ランキング
歩行者保護は、頭部保護と脚部保護の2種類の試験からなる。頭部保護は、センサーを搭載した頭部インパクタ(人の頭部に見立てたもの)を時速40kmで複数の衝撃点に射出し、ボンネット各部の傷害値を計測、頭部の傷害の程度を評価する。脚部保護も同様だ。人の脚部(ヒザ下)に見立てた脚部インパクタを時速40kmで複数の衝撃点に射出し、フロントバンパー各部の傷害値を計測。バンパー各部における傷害の程度を評価するのである。
近年の歩行者保護における技術的な特徴のひとつに、動的歩行者保護機能を装備したセダンやクーペが増えてきていることが挙げられる。動的歩行者保護機能は、全高が低く、接触した際に歩行者がボンネット上に乗り上げてしまう危険性が高いセダンやクーペのために開発された機能だ。バンパーが歩行者との接触を検知した瞬間にボンネット後端(※13)を持ち上げることでエンジンルーム上部に空間的余裕を設け、歩行者の頭部が打ち付けられたとしても衝撃を緩和できる機能である。トヨタやホンダでは「ポップアップフード」、メルセデス・ベンツやフォルクスワーゲンでは「アクティブ・ボンネット」と呼ばれている。今回のランキングでは、以下の車種が装備している。
【トヨタ】
●クラウン
【ホンダ】
●アコード
●インサイト
【メルセデス・ベンツ】
●Cクラス
【フォルクスワーゲン】
●ポロ
それに対し、「フォレスター」を初め、スバルが導入している動的歩行者保護機能が「歩行者保護エアバッグ」だ。歩行者がボンネット上に乗り上げた際に、頭部を打ち付けてしまうと特に危険なのが、フロントピラーやワイパーピボットなどの構造的に衝撃吸収性を持たせられない部分だ。歩行者保護エアバッグが展開されるとそれらを覆うので、直接頭部が打ち付けられる危険性がなくなるのである。歩行者保護エアバッグは、フロントバンパーのGセンサーが歩行者との接触を検知すると、乗員用エアバッグと同様に瞬間的に展開する仕組みだ。
そのほか、あらゆるメーカー・車種を問わずに採用されているのが、「歩行者傷害軽減ボディ」の考え方。フロントバンパーやヘッドランプなど、歩行者が接触しやすいパーツは柔軟性のある素材で衝撃を吸収できるようにしたり、一定以上の衝撃でパーツが脱落しやすくしたりするなど、可能な限り脚部の傷害を低減するよう作られている。
第1位:36.51点 クラウン(トヨタ)
第2位:34.08点 フォレスター(スバル)
第3位:31.66点 Cクラス(メルセデス・ベンツ)
第4位:30.50点 デイズ/デイズ ハイウェイスター(日産)、eKワゴン/eKクロス(三菱)
第5位:30.37点 N-WGN/N-WGN カスタム(ホンダ)
第6位:29.96点 エクリプス クロス(三菱)
第7位:29.84点 インサイト(ホンダ)
第8位:29.34点 ポロ(フォルクスワーゲン)
第9位:29.25点 クロスビー(スズキ)
第10位:29.18点 RAV4(トヨタ)
第11位:29.10点 NX(レクサス)
第12位:28.47点 ロッキー(ダイハツ)
第13位:28.24点 ミラ トコット(ダイハツ)
第14位:28.11点 アコード(ホンダ)
第15位:27.86点 UX(レクサス)
第16位:27.66点 タント/タント カスタム(ダイハツ)
第17位:27.48点 カローラ スポーツ(トヨタ)
第18位:26.61点 オデッセイ(ホンダ)
第19位:26.32点 カムリ(トヨタ)
第20位:26.16点 N-VAN(ホンダ)
第21位:26.02点 CR-V(ホンダ)
第22位:23.70点 ジムニー(スズキ)
第23位:22.93点 ミニ 3ドア/5ドア(ミニ)
歩行者保護の第1位は、36.51点を獲得した「クラウン」だ。減点は、わずかに0.49点である。第2位は、総合で「クラウン」と同点第1位の「フォレスター」で、34.08点。減点は2.92点と、「クラウン」よりわずかに多かった。そして第3位に入ったのが、メルセデス・ベンツ「Cクラス」(4代目)だ。ここ数年、JNCAPでは輸入車を試験の対象としていなかったが、2019年度は3車種が選定。「Cクラス」はそのうちの1車種で、歩行者保護に秀でており、31.66点を獲得した。
さらに、歩行者保護でも軽自動車がベスト5入りを果たした。4位に日産「デイズ/デイズ ハイウェイスター」(2代目)と三菱「eKワゴン/eKクロス」(4代目)の兄弟車、5位にホンダ「N-WGN/N-WGN」。2車種は特に脚部保護性能評価が高く、試験では最大の5点を獲得している。
乗員保護性能ランキング
乗員保護性能は、フルラップ前面衝突(※14)、オフセット前面衝突(※15)、側面衝突(※16)の3種類の試験が行われる。同一車種を3台用意し、実際に衝突させる厳格な試験だ。センサーを備えたダミー人形を運転席などに着座させて衝突させ、計測された衝撃や、キャビンの変形・破損具合から衝突安全性能を算出している。
そして乗員保護の4つ目の試験が、後面衝突頸部保護試験だ。こちらは実際にクルマを衝突させるのではなく、スレッドに設置した試験対象車種のシートにダミー人形を着座させて試験を行う。後面衝突を模擬してシートに急加速を加え、ダミー人形の頸部に加わる衝撃値から、その保護性能を評価している。要は、その車種の運転席と助手席のシートが、後面衝突を受けたときにどれだけむち打ち症状になりにくいかを評価する試験だ。
エンジンルームやトランクルームがクラッシャブルゾーンとなることでキャビンへの衝撃を抑制しやすい前面および後面衝突に対し、乗員を保護しにくいのが側面衝突だ。近年、側面衝突の対策も進展しており、そのひとつが基本フレームに環状構造を採用すること。これにより、側面からの衝撃に対してキャビンが変形するのを抑制する効果を高めている。またセンターピラーなどに高張力鋼板(ハイテン材)を使用することでよりキャビンを堅牢にするなど、材質面での進展や、そうしたハイテン材を組み込む技術面での進展もある。
さらに、エアバッグの装備数・種類も増やされている。現在では、乗員の頭部がドアガラスと衝突するのを防止するサイドカーテンエアバッグなども充実してきている。サイドカーテンエアバッグは、現在では軽自動車など普及が進んでいる。
第1位:58.46点 フォレスター(スバル)
第2位:57.95点 アコード(ホンダ)
第3位:57.85点 カローラ スポーツ(トヨタ)
第4位:57.43点 CR-V(ホンダ)
第5位:57.30点 RAV4(トヨタ)
第6位:57.21点 カムリ(トヨタ)
第7位:57.11点 クラウン(トヨタ)
第8位:56.96点 エクリプス クロス(三菱)
第9位:56.95点 UX(レクサス)
第10位:55.34点 N-WGN/N-WGN カスタム(ホンダ)
第11位:55.30点 オデッセイ(ホンダ)
第12位:55.17点 インサイト(ホンダ)
第13位:54.80点 NX(レクサス)
第14位:54.24点 ロッキー(ダイハツ)
第15位:54.02点 クロスビー(スズキ)
第16位:53.86点 ポロ(フォルクスワーゲン)
第17位:53.71点 ジムニー(スズキ)
第18位:53.07点 デイズ/デイズ ハイウェイスター(日産)、eKワゴン/eKクロス(三菱)
第19位:53.00点 ミニ 3ドア/5ドア(ミニ)
第20位:52.08点 Cクラス(メルセデス・ベンツ)
第21位:50.38点 N-VAN(ホンダ)
第22位:50.34点 ミラ トコット(ダイハツ)
第23位:49.58点 タント/タント カスタム(ダイハツ)
乗員保護の第1位は、58.46点を獲得したスバル「フォレスター」だ。歩行者保護同様に、満点まで1.54点という高い乗員保護性能を披露した。第2位は、57.95点のホンダの中上級セダン「アコード」(10代目)。こちらもまた満点まで2.05点という高得点となった。第3位は、その「アコード」に0.1点及ばず57.85点だった、トヨタ「カローラ スポーツ」(12代目)となっている。
シートベルトの着用警報装置ランキング
シートベルトの着用警報装置とは、ドライバー以外の搭乗者に着用を促すことで、シートベルトの着用率の向上を図ることを目的に行われている試験だ。試験では、警報の種類、タイミングおよび表示位置などの評価が行われている。
1位:4.00点 ジムニー(スズキ)
1位:4.00点 フォレスター(スバル)
3位:3.00点 N-WGN/N-WGN カスタム(ホンダ)
3位:3.00点 タント/タント カスタム(ダイハツ)
3位:3.00点 デイズ/デイズ ハイウェイスター(日産)、eKワゴン/eKクロス(三菱)
3位:3.00点 ミラ トコット(ダイハツ)
3位:3.00点 ロッキー(ダイハツ)
8位:2.92点 クラウン(トヨタ)
9位:2.83点 エクリプス クロス(三菱)
10位:2.50点 CR-V(ホンダ)
10位:2.50点 RAV4(トヨタ)
10位:2.50点 UX(レクサス)
10位:2.50点 アコード(ホンダ)
10位:2.50点 インサイト(ホンダ)
10位:2.50点 カローラ スポーツ(トヨタ)
10位:2.50点 ポロ(フォルクスワーゲン)
17位:2.00点 Cクラス(メルセデス・ベンツ)
17位:2.00点 NX(レクサス)
17位:2.00点 N-VAN(ホンダ)
17位:2.00点 オデッセイ(ホンダ)
17位:2.00点 カムリ(トヨタ)
17位:2.00点 クロスビー(スズキ)
17位:2.00点 ミニ 3ドア/5ドア(ミニ)
シートベルトの着用警報は算出方法の関係で0.5点刻みになりやすく、また最大4点ということもあり、同点の車種が多い。シートベルトの着用警報は最大得点が難しいが、2018年度に2車種が獲得した。スズキ「ジムニー」(4代目)とスバル「フォレスター」だ。「フォレスター」はこれにより、歩行者保護が第2位、乗員保護とシートベルトの着用警報装置が第1位というパーフェクトに近い順位を記録した。
そして3点を獲得したのが5車種。ダイハツは「タント/タント カスタム」(4代目)、「ミラ トコット」(初代)、「ロッキー」(2代目)の3車種。そしてホンダ「N-WGN/N-WGN カスタム」、日産「デイズ/デイズ ハイウェイスター」および三菱「eKワゴン/eKクロス」となっている。軽自動車は、歩行者保護性能とこのシートベルトの着用警報装置で高得点を獲得する傾向にある。実際、第1~3位の7車種のうち、「フォレスター」と「ロッキー」を除いた5車種が軽自動車である。
2018年度と2019年度の23車種を対象に、衝突安全性能に関する4種類のランキングを掲載した。項目別に見ると、各車の安全性能の特徴が際立ってくる。そのクルマがどのような衝突安全の思想の下に開発されたのかが見えてきて、興味深い。