首都高PA夜間閉鎖中。当面の間、ルーレット族対策として実施
首都高速道路株式会社は、7月1日より、箱崎PA、芝浦PA、辰巳第1PAの3か所で夜間閉鎖を実施中だ。いわゆるルーレット族による騒音トラブル、悪質な暴走行為への対策である。
相次ぐ騒音トラブル対策で、PAを閉鎖
首都高速道路株式会社は、7月1日から、首都高を周回走行するルーレット族対策の一環で、以下のPAについて夜間閉鎖を実施している。
ルーレット族とは、周回走行してタイムを競い合う集団のこと。サーキットのように繰り返し周回できる首都高などは、格好のエリアとなっている。首都高によると、今年5月の通行台数は緊急事態宣言等の影響により、昨年同月に比べると31.7%減少したという。そして、この交通量減少によりルーレット族の悪質な暴走行為や騒音などが目立ち始めてきたという。
首都高ではすでに5月にもPA閉鎖を実施している。6月には一度解除したものの、依然としてルーレット族の暴走、騒音トラブルが後を絶たない。そうしたトライブルを解消するために、警視庁と協力の上、さらなるルーレット族対策として今回の閉鎖を実施する運びとなった。首都高によると、閉鎖期間は当面の間とされ、警視庁の判断により解除時期を決定するそうだ。
なお、箱崎PAは駐車スペースを規制機材で閉鎖しているが、閉鎖中でもトイレとETC利用履歴発行プリンターの利用は可能だという。