子どもの改札通過を教えてくれる「まもレール」、4月1日から対象エリア拡大
子どもの改札通過を教えてくれる見守りサービス「まもレール」の対象エリアが、2020年4月1日(水)から拡大される。JR東日本管内246駅に、新たに都営交通と東京メトロの駅が加わり、サービス対象駅は計495駅となる。
子どもを見守る「まもレール」、都営交通と東京メトロが新たに参画
東日本旅客鉄道会社(以下、JR東日本)とセントラル警備保障株式会社(以下、CSP)の共同事業「まもレール」に、この度新たに東京都交通局(以下、都営交通)と東京地下鉄株式会社(以下、東京メトロ)が参画することが発表された。対象駅は、現在のJR東日本246駅から、都営交通と東京メトロが加わり計495駅へと拡大する。サービス開始日は2020年4月1日(水)始発から。
「まもレール」は自動改札を使用した子ども見守りサービスだ。子どもが「Suica」または「PASMO」で対象駅の自動改札を通過すると、登録している保護者にメールで通知が送られる仕組みとなっている。目が届かない行き先を心配に思う親の気持ちと、干渉しすぎず信頼してほしいと思う子どもの気持ち。そのどちらにも応えたいと、2017年からサービスが開始された。1人で通学や通塾をしている子どもに対して、保護者が居場所の確認ができるほか、チャージ残高も同時確認が可能だ。申し込みは「まもレール」公式HP(https://www.mamorail.jp/)から可能で、手続きをしてから7~10日前後で利用開始となる。
【「まもレール」サービス概要】
対象者:小学生、中学生、高校生(満18歳の3月31日まで)
対象ICカード:Suica、PASMO(記名式・定期券)
※無記名のICカード乗車券は利用不可。
利用料金:月額500円 ※子ども1人、保護者1通知先登録の場合
通知メール内容:利用駅、通過時刻、チャージ残高
現在すでにサービスが行われているJR東日本管内の246駅については、以下の通りだ。
※高輪ゲートウェイ駅は3月14日(日)、綾瀬駅は4月1日(水)からサービス開始。
そして4月から新たにサービスが開始される、都営交通と東京メトロの駅は以下の通りとなっている。
※以下の各駅はサービス対象外
【都営交通】押上(浅草線)、目黒(三田線)、新宿(新宿線)
【東京メトロ】北千住・中目黒(日比谷線)、代々木上原(千代田線)、和光市(有楽町線・副都心線)、渋谷(半蔵門線・副都心線)、目黒(南北線)
防犯対策の第一歩は、家庭で日ごろから子どもと防犯について話題にすること。「まもレール」は、そんな親子が互いに安心して信頼しあえる関係づくりに一役買ってくれそうだ。