耳たぶを低周波で刺激する居眠り防止デバイス「ドラウズバスター」
ドライバーなら誰もが運転中にウトウトしてヒヤリ・ハットを経験したことがあるはず。そんな睡魔を撃退するため、中国の企業と大学が共同開発したのが、耳たぶに低周波による刺激を与えて、脳をベータ波が出ている覚醒状態にするという装置「ドラウズバスター」だ。中国古来の方法と現代技術を融合させた"居眠り防止ウェアラブルデバイス"である。グローバルアジアパートナーズが日本総輸入代理店として、11月15日からAmazonで本格販売を開始した。
中国伝来の方法と現代の技術を融合させた眠気を撃退してくれるウェアラブルデバイス「ドラウズバスター」。
運転中に眠くなりそうになったら、クルマをすぐ止めて休憩するのがベストだが、そうもいかないときもある。ガムを噛む、車内温度をあえて低めに設定する、窓を開けて風に当たるなど、眠気覚ましはいろいろとあるが、もっと確実に撃退する方法はないだろうか?
実は、中国古来からの眠気の撃退方法に、”耳たぶの下側部分への刺激”という方法がある。従来は自分で耳たぶを揉むわけだが、それを低周波(電気)を用いて耳たぶに刺激を与えるという現代技術を融合させたデバイス「ドラウズバスター」が登場した。同デバイスを使用した際の試験で脳波を調べたところ、覚醒時に現れる脳波であるベータ波が出てくることが確かめられている。
中国メーカーと大学により共同開発され、日本への輸入はグローバルアジアパートナーズが総代理店を担当。11月15日からAmazonで本格的な販売を開始し、価格は5,980円(税込)。ちなみに、ドラウズとは英語で”drowse”のことで、”ウトウトする”という意味である。
中国古来からの方法と現代の技術を融合させた!
一見すると携帯音楽プレイヤーでも聞いているかのようだが、「ドラウズバスター」を使って低周波で耳たぶを刺激中。
「ドラウズバスター」は、横幅約7cm×奥行き約7cm×厚さ約3cm、重量約240gという手の平に載る小型デバイス。そこから耳たぶを挟むためのふたつのクリップを外してコードを引き伸ばし、クリップで両の耳たぶを挟むだけ。肩こりなどの治療器でお馴染みの低周波で耳たぶを介して脳に刺激を与え、ベータ波が出ている覚醒状態にするのである。個人差はあるそうだが、1回使用すると、おおよそ30分は眠気を取り除くことが可能だ。
このクリップで耳たぶを挟むだけ。低周波で刺激するだけなので、決して痛覚で目を覚まさせるようなものではない。
低周波の強さは3段階用意されており、作動時間も90秒、180秒、5分の3種類から選択できる。マイクロUSB経由で1時間かけてフル充電すると、120時間の連続運転が可能だ。また本体はシートベルトに固定することができるようになっている。
コンパクトかつ軽量なので持ち運びやすく、運転時だけでなく、就業中(特に会議中)にウトウトすることがあるという人も要チェック。また、試験・受験勉強や、レポートをまとめたいということで夜遅くまでがんばりたい学生にも有効だろう。眠気を撃退したい人みんなの強い味方となってくれるのが、「ドラウズバスター」なのだ。
「ドラウズバスター」の紹介動画。1分1秒。
2018年11月20日(JAFメディアワークス IT Media部 日高 保)