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クルマ最終更新日:2017.03.02 公開日:2017.03.02

初代GT-R。ハコスカ 日産「スカイライン 2000 GT-R KPGC10型(1970年式)」

お台場のMEGA WEBでは、ヒストリックカー・旧車を多数所蔵している。今回撮影したのは、日産のKPGC10型「スカイライン 2ドア ハードトップ 2000 GT-R」だ。そのボクシーなスタイリングをご覧いただきたい。

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初代GT-RのKPGC10型「スカイライン 2000 GT-R」。MEGA WEBにて撮影。スカイライン 2000 GT-Rは、まず1969年に4ドアセダンのPGC10型が発売された。そのホイールベースを70mm短縮し、2ドアハードトップとしたのがこのKPGC10型である。車重も20kg以上軽量化が図られた。

 「2ドア HT2000GT-R(KPGC10型)」を含む3代目となるC10型は、プリンス自動車工業を合併吸収した日産によって初めて開発されたスカイラインで、「ハコスカ」の愛称で呼ばれた。「愛のスカイライン」のキャッチフレーズが懐かしい方も多いことだろう。

 この2000GT-Rは初代GT-Rとして知られ、まず4ドアセダンのPGC10型が1969年にC10型のラインナップに加わった。そして1970年に発売されたのが、撮影した車両の2ドアハードトップモデルのKPGC10型だ。1972年まで生産された。

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2000 GT-Rを後方から。

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初代GT-R、レースで50勝超え!

強力なS20型エンジンが160馬力を絞り出した!

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今もって熱烈なファンの多い、2000GT-R。さすがに50年近くが経ち、保存状態のいいクルマはかなり少なくなってきている。

 2000GT-Rはレースシーンで大活躍し、このKPGC10型が加わったことでさらに拍車がかかり、1972年10月のワークス活動終了までに国内ツーリングカーレースで通算52勝、49連勝という前人未踏の記録を達成した。その要因のひとつが「S20型」エンジンの強力さだろう。

 S20型は日産のプロトタイプレーシングカー「R380」用のエンジンをベースに開発され、2リッターで160馬力を絞り出した。直列6気筒DOHC4バルブという当時の最新技術が投入され、2000GT-Rは最高時速200kmをマークしたという。

 2000GT-Rはプリンス時代から続く、サーキットでの「スカイライン伝説」をさらに輝かせたのである。なお最終ページに、日産USAの公式サイトに掲載されていた50勝リスト(英語)へのリンクも用意した。

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疾走する2000 GT-R。当時は、空力をそれほど考慮した設計ではなかったためか、外観はまさに「ハコ」の趣。

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続いてはスペックを紹介!

KPGC10型2000GT-Rスペック

 スペックは日産ヘリテージコレクションオンラインより抜粋。

【シャシー&ボディ】
全長×全幅×全高:
4330×1665×1370mm
ホイールベース:2570mm
トレッド(前/後):1370/1365mm
車両重量:1100kg
サスペンション(前/後):マクファーソンストラット(前)/リーフリジッドセミトレーリングアーム+コイルスプリング(後)
ブレーキ(前/後):ディスク(前)/ドラム(後)

【エンジン】
エンジン型式:
S20型
タイプ:水冷直列6気筒DOHC4バルブ
排気量:1989cc
最高出力:118kW(160hp)/7000rpm
最大トルク:176N・m(18.0kg・m)/5600rpm

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2000 GT-Rのコックピット。

2017年3月3日(JAFメディアワークス IT Media部 日高 保)

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