160503三宮暴走事故
写真はイメージです(naka/PIXTA)
3日午前11時すぎに発生した、神戸市JR三ノ宮駅前の乗用車暴走事故の状況を記録したドライブレコーダー映像が、YouTubeのSankeiNewsで公開された。
YouTube SankeiNews
「神戸・三宮暴走 ドライブレコーダーとらえた事故の瞬間(提供)」へのリンク
https://youtu.be/vgNmCtJtBa0
映像は、現場付近にいたタクシーが装着していたドライブレコーダーのものと思われ、暴走した車が減速することなく歩道に侵入し、信号待ちの歩行者を後ろからはねた状況が記録されている。車は前方の右カーブを無視するかのように直進して歩道に乗り上げるが、乗り上げる直前に右方向へ操舵されていた。速度は時速20~40kmくらいだろうか。ブレーキランプは点灯していないと思われる。
この事故により、暴走した乗用車に乗っていた2人を含む7人が重軽傷を負っているが、63歳の運転者は事故時の状況を「よく覚えてない」と供述しているという。助手席には運転者の息子が同乗していた。運転者は、自動車事故処罰法違反で現行犯逮捕されているが、アルコール反応はないという。「運転者は事故後も慌てる様子はなく、もうろうとした様子だった」などの目撃者の言葉や、運転者は以前交通事故で頭部に傷害を受けたことがあるなどの報道もされている。今後の事故原因の究明が待たれる。
また、今回の事故においてもドライブレコーダー映像の有用性が示された。今後、ドライブレコーダー普及の必要性はさらに高まりそうだ。
2016年5月3日(JAF MATE社 IT Media部 鳥塚 俊洋)
5月4日1時42分修正