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公開日:2026.03.19

PR: 総務省 宇宙通信政策課

話そう。宇宙通信|コネクテッドカーも宇宙とつながる? 衛星通信の可能性とは。

近年、衛星通信のインフラや技術が大きく発展し、地上・海上・山間部などを宇宙経由でつなぐ、多様な利用が可能になっています。一方で、これを利用する産業界には未だ「宇宙は遠い存在」と捉える向きも少なくない。宇宙通信への理解と今後の利活用を進めるため、総務省国際戦略局宇宙通信政策課は「話そう。宇宙通信」と題する意見交換会を開催。「宇宙でつながるコネクテッドカーの可能性」をテーマに、自動車メーカー、モーター・ジャーナリスト、ユーザー目線のコンテンツプロデューサー、宇宙通信関連企業の4人の登壇者によるパネルディスカッションを行いました。

文=総務省

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今後期待される衛星通信の役割

総務省国際戦略局宇宙通信政策課 扇慎太郎課長

総務省国際戦略局宇宙通信政策課 扇慎太郎課長

この意見交換会には、約60人の多様な業界と宇宙通信に関わる方々が集まり、宇宙通信の動向、利用の現状と課題、可能性を共有するとともに、分野横断の意見交換を行いました。

開催にあたり、宇宙通信政策課の扇慎太郎課長は「宇宙通信は、補完的な役割だけでなく、社会経済活動を支える新しい基盤になる」とのビジョンを示し、これによる市場の成長、このための政府の取組、予算の拡大について説明。参加者に「産業界の利活用の拡大を期待する」と呼びかけました。

パネルディスカッション「宇宙でつながるコネクテッドカーの可能性」

左:トヨタ自動車株式会社 須田 理央 / 右:モーター・ジャーナリスト 吉田 由美

左:トヨタ自動車株式会社 須田 理央 / 右:モーター・ジャーナリスト 吉田 由美

自動車の衛星通信利用についてのパネルディスカッションでは、将来の自動車が常に通信に“つながっている”ことの大切さ、そのための衛星通信の利用の可能性について意見を交わしました。

最初にモーター・ジャーナリストの吉田さんから「自動車は100年に一度の大変革期を迎えている。中でも重要なのが“つながる”ということ。現在でも車内外で通信しているが、今後はさらにクルマとクルマ、クルマと道路、クルマと人が常時安定して通信することでもっと安全・便利になるため、どこでもつながることが、ますます重要となる」と話しました。

次いでトヨタ自動車の須田さんは「クルマが自律的に行う自動走行にも、これを見守る通信が必要。移動が困難な高齢者等が多い地域にドライバーレスでの自動走行の交通が求められているが、移動体通信がつながらない場所が多い。こうした地域で自動走行を実現するために、冗長通信として“つながる”衛星通信が必要だ」と、自動走行の課題と、衛星通信の必要性について語りました。

左:SNSやポッドキャストで活躍のアーティスト・動画クリエイター・コンテンツプロデューサー ベル / 右:ソフトバンク株式会社 砂川 雅彦

左:SNSやポッドキャストで活躍のアーティスト・動画クリエイター・コンテンツプロデューサー ベル / 右:ソフトバンク株式会社 砂川 雅彦

コンテンツプロデューサーのベルさんはSNSで30万人を超える登録者を持ち、「ベルのドライブスルーラジオ」というポッドキャストも配信しています。そうした立場から、「ドライブ好きの私にとってクルマの中は音楽を楽しむ空間。海沿い、森の中、それぞれに合った曲をネットで聴いている。ところが森の中では途切れてしまう時がある。それが“つながらない”ということなんですね」とコメント。

また「田舎のおばあちゃんが自動走行の交通機関を利用できたらとても便利。いつごろ、実現するのか」との質問がありました。

ソフトバンク株式会社 砂川 雅彦氏の投影資料より

ソフトバンク株式会社 砂川 雅彦氏の投影資料より

これに対してソフトバンクの砂川さんから、自動車に利用する衛星通信の技術開発のロードマップが示され、須田さんから「そう遠くない将来」に向け、衛星通信の進展と合わせてドライバーレスの自動走行は段階的に進んでいく可能性があるという説明がありました。

会場の農業に携わる方からは「農地にも“通じない”ところが多くある。農業での衛星通信の利用は米、野菜、果樹、ハウス栽培など分野によって大きく異なる」との発言がありました。

これに対して砂川さんから「米国の大規模農業では、衛星を使って自動走行する大型トラクターが導入されている。農機のサイズと農地の広さが違う日本では、それに合わせた利用の検討が必要」と解説いただきました。

パネルディスカッション登壇者:左から、トヨタ自動車株式会社 須田 理央 / モーター・ジャーナリスト吉田 由美 / コンテンツプロデューサー ベル / ソフトバンク株式会社 砂川 雅彦

パネルディスカッション登壇者:左から、トヨタ自動車株式会社 須田 理央 / モーター・ジャーナリスト吉田 由美 / コンテンツプロデューサー ベル / ソフトバンク株式会社 砂川 雅彦

また会場から「自動車の緊急通報、eCallはまもなく実現できるとされており、ヨーロッパでは実用化している」と発言がありました。

さらに「将来は人とクルマ、クルマとクルマだけでなく、バイクや自転車、歩行者、道路が相互に通信し、交通状況全体をクラウドに集約。個々のクルマや人に対して、安全性を高めながら渋滞などを避け、よりスムーズに移動できる案内が可能になる」といった、衛星通信による未来の交通の可能性について議論が交わされました。

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