【フリフリ人生相談】夫婦喧嘩、してますか?
42歳の男です。
結婚して15年。仲良くやってはいるのですが、
妻と喧嘩や言い争いになることがわりと多く、ものすごく疲れます。
でも、周囲で聞くと「喧嘩らしい喧嘩はしたことがない」というカップル、
意外と多いんですよね。
私には信じられません。うらやましいです。
それって、どちらかが妥協して、ためこんでいるとしか思えないんです。
それとも100%理解しあえる奇跡のカップルなのでしょうか。
みなさん、夫婦やカップルの喧嘩ってどう思いますか?
恵子
違う価値観を尊重する
これは個人的な感覚ですけど、
昔より夫婦喧嘩する人は減っているのではないでしょうか。
いまは男女のありようも様々ですからね。
「夫婦はこうあるべし」とか「夕食はこうだ」とか
「家事は女がするものだ」とか「男は外で稼ぐのだから」とか、
みんなひと昔前の価値観です。
いまは、ほんと、それぞれ。
だからこそ、ケンカしたり言い争うより、
まずは話し合うって方向になるような気がします。
そう考えてみると、
42歳男さんって、なにかの価値観にとらわれすぎてるんじゃないですか。
もしかすると、奥さんもそうかもしれませんね。
「夫婦はこうあるべき」みたいな価値観がすでにあって、
それに適合しないから、言い争い、ケンカになってしまう、
ってことではないですか。
「味噌汁の具はなににするか」って問題があったとして、
「豆腐とワカメに決まってるじゃん」という思いこみがあると、
いきなり登場する「長ネギと油揚げ」にカッとする、みたいな。
言い争いやケンカになったとき、
まずはその原因を考えてみるのはどうでしょう。
どっちが悪いということではなく、
ぶつかっている互いの価値観の再点検です。
そこを冷静に分析すると、
意外にちょっとした思いこみとか、
習慣のズレとかに気づくことが多いです。
自分とは違う価値観を持っているのに許せる。
それが夫婦になるきっかけではなかったですか?
と、今回は、自分のところを振り返りつつ(笑)、
すごくまじめに答えてしまいました。
他の人のアドバイスも聞きたい
天空
犬も食わない
「夫婦喧嘩は犬も食わない」
なんて昔から言うけど、その意味は、
それくらい「まずいもの」「くだらないもの」ではなく、
第三者にとっては、事情がわからないものだから、
放っておくしかないね、ということだ。
つまり、よその夫婦のケンカ事情なんて、なんの参考にもならない。
で。今回のお悩み……。
要するに、自分のところが言い争い、喧嘩になることが多くて、
疲れる、と。
まわりに聞いてみると「喧嘩なんかしない」という声が多く、
それは、きっと、妥協してためこんでいるに違いない、と。
この意見から見えてくることは、
自分のところは妥協せずにためこまないから喧嘩になる、
という自負があるわけだね。
妥協しない、ためこまない、
というのは、言いかたを変えれば、意地を張り通しているってことだ。
要するに、喧嘩になるかどうかは、
自分の意地とどうつきあうかってことでもある。
夫婦間の意地なんて、他人には理解できない。
だから、犬も食わないんだね。
他の人のアドバイスも聞きたい
山田一郎
意外に甘えん坊?
ぼくは以前結婚してましたけど、
いまは独身なので、あまり参考にならないかもしれませんが……。
夫婦喧嘩する夫婦って、
ドツキ漫才みたいなもので、
それがその夫婦のスタイルみたいになってる気がします。
でも、そのスタイルに最近、ものすごく疲れているわけですよね。
ということは、スタイルを変えるしかないですね。
でも、妥協しない、ためこみたくない……。
それはつまり、自分の意見をしっかりと受けて止めてほしいってことです。
深い愛情で、包みこんでほしい……。
もしかすると、42歳男さん夫婦は、
互いに少しばかり甘えん坊なのかもしれませんね。
ということは、結論はただひとつ。
喧嘩したくなったら、黙って相手を抱きしめる。
深い愛情で、包みこむ。
どうですか?
他の人のアドバイスも聞きたい
ライター・松尾の右往左往
「夫婦喧嘩は犬も食わない」
という言葉は、本来、
夫婦喧嘩なんてくだらないものだ、
っていう意味じゃないんですね。
天空に教えられちゃいました。
そもそも、夫婦間の細かいことは外部からはわからないし、
しれっと仲よくなっていたりするものだから、
放っておくしかないね、ってことだとか。
ということは、つまり、
今回のお悩み自体、
勝手にすれば?
ってことなんですね。
でもまぁ、山田一郎の言うとおり、
喧嘩しそうになったら、抱きしめる。
極端な真逆で、案外いいかもしれません。
オススメです。