【フリフリ人生相談】トカトントンが聞こえます。
26歳男です。
なにかやろうとするとトカトントンが聞こえてしまいます。
元来ネガティブ志向で、それが原因かもしれません。
天空
気取った苦悩ですね。
『トカトントン』は、太宰治の短編だね。
なにかアクティブな気持ちになると、
幻聴なのか「トカトントン」という釘を打つような音が聞こえて、
ふっと、やる気がなくなってしまう男の話だ。
男がある小説家に手紙でそのことを相談するという書簡体になっている。
その悩みに対して、小説家が返事で、こう書く。
「気取った苦悩ですね」
この言葉を、まず、相談者に向けて最初に言っておきたいね(笑)。
トカトントンという音はまぁ比喩だとして、
ネガティブ志向であるために、やる気が出そうになると、
なぜか、ふと白けた気持ちになってしまう、ということだろうか?
「白けた気持ち」というのは、とらわれてはいけない。
深追いしてはいけない。
「意味あるの?」
「だから、なに?」
なとど考えてしまうと、先に進まない。
「そりゃ、わかっちゃいるけど、つい頭に浮かぶんです」
と、ネガティブ志向の人は思うわけだ。
ならば、こういう考えかたは、どうだろう。
世のなか、すべて「意味はない」「なんでもない」、
そこがスタート。
「世のなか、楽しいことなんてない!」
という前提を受け入れることができれば、
少しはラクチンになるんじゃないかな?
他の人のアドバイスも聞きたい
バンジョー
ほんとに聞こえるの?
トカトントン……って、ほんとに聞こえてくるの?
それで悩んでるの?
だったら、医者に行けばいいんじゃない、まじで。
ネガティブ志向で、やる気がなくなっちゃう?
だったら、
トカトントンが聞こえたら、それを合図に宝くじを買うっていうのは、どう?
ドカンと当たったら、それこそトカトントンなんて聞こえなくなるよ。
あとは……。
トカトントンが聞こえたら、ワインを一杯。
あと、トカトントンと同時に、となりにいる女の人を口説く。
トカトントンって音に合わせて、踊りだす、とかさ。
とにかく、なにごとも、
むずかしく考えちゃ、だめだよね。
他の人のアドバイスも聞きたい
山田一郎
トカトントン、ではないけれど
実は、ぼくも、聞こえてました。
トカトントンではなくて、ぼくの場合、
耳の奥のほうで、大きな虫がブーンで飛んでるみたいな……。
なにかやろうとすると、ふいにブーンって聞こえて、
ガクッて感じで、なにもかも、やる気がなくなっちゃう。
奥さんと別れたとき、でしたね。
由佳理と離婚するしかなくなっちゃったとき、です。
つらかったなぁ……。
なんて、ぼくの思い出バナシはどうでもいいんですけど、
その音が聞こえなくなったのは、
別れた由佳理から、
「私のことをずっとずっと愛しててほしい」
って言われて、「あ、なるほど」と思ったんです。
あ、いいんだ、って。
そう思うことができて、音はしなくなりました。
なので、高橋純一さんの奥さんになった由佳理を、
いまでも愛してるんですよ。
アハハ、答えになってませんね、すみません。
他の人のアドバイスも聞きたい
ライター・松尾の右往左往
『トカトントン』なんて、はじめて知りましたよ。
なんのことかさっぱりわからないまま天空のところに行ったら、
太宰治の短編だって教えてくれました。
恐るべし、天空!
ペテン師は伊達じゃないです。
でもまぁ、ネガティブ志向で、
実はそれでほんとに悩んでいるんだったら、
バンジョーの言うとおり、病院で診てもらうのがいいと思いますよ。
心療内科とか、ですかね。
うつ病をふくむ気分障害の人が、このところ増えているそうです。
なにかと生きにくい現代社会じゃないですか。
あまり悩まずに、病院に行くのがいいと思います。
でも、心療内科ってなんだか怖い……なんて思ってる人には、
こういうサイトもあります。
「日本心療内科学会」
こういうところの登録医なら、安心ではないでしょうか。
おだいじに。