年末年始の大雪による立ち往生に警戒を!国交省が緊急発表。
国土交通省は、12月30日~2021年1月1日頃にかけて、大雪による立ち往生などの交通障害に警戒し、不要不急の外出を控えるよう緊急発表した。年末年始は北日本から西日本にかけて強い冬型の気圧配置となる見込みで、日本海側を中心に大雪となる恐れがある。
年末年始は大雪による立ち往生に警戒!
気象庁によると、年末年始は強い冬型の気圧配置となるため、西日本では12月30~31日頃にかけて、北日本から東日本では12月30日~2021年1月1日頃にかけて、日本海側を中心に、平地も含めた大雪となる恐れがある。また、東日本と西日本の太平洋側の平地においても、ところにより積雪の見込みがあるという(2020年12月28日時点)。
国土交通省はこれを受け、12月30日~2021年1月1日頃にかけて、大雪による立ち往生などの交通障害に警戒し、不要不急の外出を控えるよう緊急発表。また、公共交通機関においても、大規模かつ長時間にわたる遅延や運休が発生する恐れがあるとしている
NEXCO東日本によると、降雪状況によっては、北海道から新潟県にかけての日本海側および岩手県、福島県、群馬県、長野県の一部において、集中除雪のための通行止めや、チェーン規制を実施する可能性があるという。
関越道での大規模立ち往生
国交省によると、12月16~19日に発生した関越道での大規模な立ち往生では、2000台を超える車両が取り残されたという。その期間、北日本から西日本の日本海側を中心に断続的な降雪があり、場所によっては降雪量が200cmを超えていたそうだ。
大雪による立ち往生では、車内での一酸化炭素中毒やエコノミークラス症候群、気温低下による体調不良など、多くの危険が潜んでいる。最新の気象情報や交通情報を確認し、不要不急の場合は外出を控えてほしい。やむを得ずクルマで外出する場合は、冬タイヤの装着、チェーンの携行、除雪用のスコップや防寒着、毛布、寝袋などを車内に用意しておきたい。