2019年10月25日 12:20 掲載
旧車 300台以上の旧車が集結!「クラシックカーフェスティバル in ところざわ」
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旧車「西部警察軍団」の4台。左手前の2台は日産の5代目C210型「スカイラインターボ」1981年式をベースにした劇中車のスーパーパトカー「マシンX」仕様、左から3台目は日産の5代目430型「セドリック」1982年式後期型セダンをベースにした劇中車の覆面パトカー仕様。画面奥の救急車は日産「キャラバン」ベースの救急車。同救急車のオーナーは、パトカー仕様の劇中車も保有しているとのことだった。
「クラシックカーフェスティバル in ところざわ」は、ところざわ自動車学校のコースを用いて実施されているのが大きな特徴だ。同教習所は、西武鉄道池袋線・狭山ヶ丘駅の東口より徒歩わずか2分という立地の良さを誇る。池袋駅から急行で30分強であり、都内からもアクセスがいい関東圏の旧車イベントのひとつだ。
参加できるのは1979年以前に生産された車両(同型車であれば1980年以降の年式でも参加可能)。輸入車や軽自動車も多く集まっていた。
会場の様子を撮影したダイジェスト動画。再生時間2分1秒。マツダ「キャロル」、プリンス「グロリア」、スバル「360」なども接写。動画制作=SUTDIO・OGATA
集まったのは、美しい1960~70年代の国産の名車たち
同フェスティバルには、国内外の名車たちが数多く出展されていた。1960年代に誕生した車種にも関わらず、行き届いた整備によりまるで最近購入した現行車種のように美しいボディのクルマも多かった。
ベレット1600 GT Type R(いすゞ)
いすゞはかつて乗用車も生産しており、1964年に「ベレット」シリーズに追加された「1600GT」は国産初のグランツーリスモ(グランドツーリングカー)を名乗った。上画像は、中でも走行性能を高めた「ベレット1600GT Type R」。排気量1584cc・水冷直列4気筒DOHCエンジンを積む。"GT Type R"は略されて"GTR"ともいわれている。
コンテッサ900(日野)
日野は、1950年代当時に技術提携を結んでいたルノー公団(当時)の「4CV」をノックダウン生産し、乗用車市場に参入。それによって得た技術をもって上画像の「コンテッサ900」を独自開発し、1961年から64年にかけて販売した。893ccの直列4気筒OHVエンジンを積む。上画像は「コンテッサ900デラックス」で、年式は未確認。
2代目グロリア スーパー6(プリンス)
プリンス・モータリスト・クラブ所属のオーナーが展示したプリンス「グロリア スーパー6」1966年式。後に日産に吸収合併されることになるプリンスが、大型高級セダンの2代目「グロリア」(1962年登場)の中に追加した最上位モデル(1963年登場)。国産初となる6気筒エンジン(排気量1988cc)を搭載した。
初代セドリック スペシャル(日産)
1960年に登場した日産の大型高級セダンの初代「セドリック」に追加された最上位モデル「セドリック スペシャル」(年式未確認)。通常の「セドリック」は88馬力・排気量1883cc・直列4気筒OHVエンジンを搭載するが、この「セドリック スペシャル」は115馬力・排気量2825cc・直列6気筒OHVエンジン「K型」を搭載。通常モデルより全長で345mm、ホールベースで205mm長い大型のボディも特徴だ。プリンスが日産に吸収合併されたあとは、「セドリック」と「グロリア」は兄弟車となる。
3代目コロナ・マークII後期型(トヨタ)
トヨタの3代目「コロナ マークII」の後期モデルの1980年式。3代目「コロナ マークII」は発売当初、「トヨペット コロナ マークII」と名乗っていたが、1978年のビッグマイナーチェンジで「コロナ マークII」と変更された。1980年にフルモデルチェンジして登場した4代目も「コロナ マークII」を名乗り、1984年登場の5代目から「マークII」を名乗るようになる。
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