うっすら油膜の正体とは?
油膜をがっつり落としたつもりでも……
強力な油膜取りでガシガシ削ってフロントガラスの油膜を落としたのに、たった2日ですでにアブラっぽいかも…… この間、遠出はしてないし、焼肉屋の換気扇下に車を停めていたこともない。ほとんど屋根付きの駐車場に停めていたのに。
頑固な油膜のその後に
筆者はこれまで何度もこのような経験をしてきた。このうっすらつくアブラ分の正体はいったい何なのか?
フロントガラスにつく頑固な油膜の最大要因は「シリコン」。発生源の多くはワックスだそう。
油膜取りにもいろいろあるが、今回は「キイロビン」の開発者にお話を聞いた
でも、雨も降ってないし、クルマに乗ってもいないのに、それでも表れるこのうっすら油膜は、そんなシリコン系のものでもなさそう。そこで原因を探るべく、油膜取りの定番の一つ、キイロビンの開発者の方に聞いてみた。すると思いもよらない答えが返ってきた!
「ガラスを拭くときに、洗濯したタオルで拭いてませんか?実は洗濯用洗剤にも、わずかですが油分は含まれています。洗濯機で洗って乾燥させたタオルで拭くと、ガラスに油分が残ることがあるんです」
ええええ!そうなの?であれば、いったい何で最後の乾拭きをすればいいのか?
油膜取りの仕上げのポイント
「キッチンペーパーがいいですね。キッチンペーパーはほぼ油分が含まれていませんから。取扱説明書には書いてないですが(笑)」という回答だった。なるほど。
さらに「ワイパーのゴムに付着した油分の除去もお忘れなく」とのアドバイスも。方法はキッチンペーパーに油膜取りを染み込ませて、ゴム部分を数回拭けばOKとのこと。また、油膜取り効果のあるウォッシャー液を使うのも良いそうだ。日常的に使っていれば、油膜になる成分が付着しても、すぐに洗い流される。それと、キッチンペーパーは家の台所にあったものを使うのではなく、車内に置いておくこと。台所のキッチンペーパーは油が飛んでいる可能性があるのでね。
2017年7月21日(雨輝・加藤久美子)