【GW高速渋滞予測情報2018・下り編】最大延長30km以上の激しい渋滞は5月3~4日に!
2018年も気がつけば4月半ばを迎えようとしており、GWが迫ってきた。GWに家族や友人たち出かけることを今から楽しみにしている方も多いことだろう。しかし、クルマで遠出しようとしたときに心配なのが渋滞だ。
そこで、NEXCO各社が発表している都市間高速道路の渋滞予測情報から、渋滞延長30km以上になる主だった渋滞に絞り、下りと上りで前後編に分けて紹介する。お出かけの際に、渋滞が発生する時間帯を避けたり、最悪でもピーク時は外したりするなど、参考にしてほしい。今回は下りを紹介だ。
高速道の紹介順は、まず地域に分け、そして路線番号の若い順に紹介した。発生が予測される日と時間帯、ピークの予想時刻、そしてそのピーク時の予想延長(渋滞の長さ)をまとめた。そして通過にかかる時間として、通常時と渋滞ピーク時を比べられるようにグラフにした。
取り上げる30km以上の渋滞は以下の通りで、掲載ページへのリンクが貼ってある。また、上りに関してはこちら(新しいタブが開きます)。
下り
【関東】
E1東名:2日22時~3日15時、4日5~14時
E4東北:3日5~14時、4日6~14時
E6常磐:3日6~14時
E17関越:3日5~16時、4日6~14時
E20中央:3日4~18時、4日5~13時
【中部】
E1名神:3日7~15時
【九州】
E3九州:3日7~15時
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まずは東名と東北から!
E1東名
東京IC⇒秦野中井IC(東京~神奈川)
発生日時:2日(水)22時頃~3日(木)15時頃/ピーク:3日6時頃/最大延長:約40km
発生日時:4日(金)5~14時頃/ピーク:8時頃/最大延長:約35km
東名の下りは、東京ICから秦野中井ICの間で2回渋滞が発生する予測だ。最初は2日の夜22時頃から翌日3日の15時頃まで長時間に及ぶ。延長は最大で40kmで、通過するのに通常時よりも約1時間15分余計にかかると見られている。そして4日の早朝5時から14時までは、ピーク時の延長が最大で35kmほど。通過には通常時より1時間ほど余計にかかる見込みだ。どちらも渋滞が解消し出すのは伊勢原バス停付近。また渋滞区間には港北PAと海老名SAが含まれており、どちらも混雑が予想される。
E6東北
川口JCT⇒館林IC(埼玉~群馬)
発生日時:3日(木)5~14時頃/ピーク:8時頃/最大延長:約40km
東北では2か所で渋滞が発生するという予測だ。3日5時頃から14時頃にかけて発生するのが、川口JCTから館林ICの間。9時にピークを迎え、延長は最大で約40kmになることが見積もられている。通常なら約25分で通過できるところ、55分余計にかかる計算で、渋滞が解消されるのは羽生PA付近と目されている。渋滞中に含まれるのは、蓮田SAと羽生PAだ。
浦和IC⇒羽生IC(埼玉)
発生日時:4日(金)6~14時頃/ピーク:9時頃/最大延長:約30km
そして4日6時頃から14時頃に発生すると予測されているのが、浦和ICから羽生ICまでの間。ピークの9時には、延長が約30kmになるとの予想。通常なら20分で通過できるところ、約1時間かかってしまう恐れがある。渋滞が解消されるのは加須IC付近という予測だ。また渋滞区間中には蓮田SAが含まれる。
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続いて常磐、関越、中央!
E6常磐
三郷JCT⇒土浦北IC(埼玉~茨城)
発生日時:3日(木)6~14時頃/ピーク:10時頃/最大延長:約40km
常磐で発生が予想されている渋滞は1か所。三郷JCTから土浦北ICまでの間で、3日6時頃から14時頃にかけて発生すると目されている。10時頃にピークとなるとされ、延長は最大で約40km。渋滞が解消されるのは桜土浦IC付近と見られている。通常なら約25分で通過できるところ、55分余計にかかる計算で、約80分となっている。渋滞区間中に含まれるのは、守谷SAと谷田部東PA。
E17関越
大泉JCT⇒花園IC(東京~埼玉)
発生日時:3日(木)5~16時頃/ピーク:9時頃/最大延長:約50km
3日5~16時頃に発生するのが大泉JCTから花園ICの間だ。ピークは9時頃、延長は最大で約50kmと今回の予測では最長となっており、渋滞の解消は花園IC付近になるという。通常なら約30分で通過できる距離だが、1時間10分も余計にかかってしまう可能性がある。渋滞区間中に含まれるのは、三芳PA、高坂SA、嵐山PA。
所沢IC⇒花園IC(埼玉)
発生日時:4日(金)6~14時頃/ピーク:8時頃/最大延長:約40km
関越では2か所で予測されており、4日6時頃から14時頃にかけて発生するのが、所沢ICから花園ICの間での渋滞だ。こちらも花園IC付近で解消されるという。ピークは8時頃で、延長が約40kmと目されている。こちらは通常なら約25分で通過できるが、約55分かかると見積もられている。この渋滞区間中にも三芳PA、高坂SA、嵐山PAが含まれる。
E20中央
高井戸IC⇒相模湖IC(東京~山梨)
発生日時:3日(木)4~18時頃/ピーク:5時頃/最大延長:約45km
発生日時:4日(金)5~13時頃/ピーク:6時頃/最大延長:約40km
中央道では、高井戸ICから相模湖IC付近の同じ区間で、3日・4日と連日にわたって発生すると予測されている。3日は早朝の4時から夕方の18時という、日中はほぼ丸ごと渋滞という恐怖。この区間は通常なら30~35分で通過できるが、延長が最大で45kmと予想されており、ピーク時に通過しようとすると今回最長となる約2時間15分かかるという見込み。1時間40分も時間をロスすることになる。そして翌4日の早朝5時から13時まで発生する渋滞は、若干短くなるがそれでも35kmほど。こちらもピーク時は通過するのに約2時間となっており、普段よりも約1時間半かかってしまうことになる。どちらも渋滞が解消し出すのは相模湖IC付近。この区間にあるSA・PAは石川PAしかなく、大幅な混雑が予想される。
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最後は名神と九州!
E1名神
一宮JCT⇒関ヶ原IC(愛知~岐阜)
発生日時:3日(木)7~15時頃/ピーク:8時頃/最大延長:約30km
続いては中部地方。名神の下りで発生する延長30km以上の渋滞は、3日7時頃から15時頃まで、愛知・一宮JCTから岐阜・関ヶ原ICにかけてが予測されている。ピークは8時頃で、延長約30kmの渋滞が発生する見込みだ。通常は約25分で通過できるが、ピーク時は約1時間15分かかる模様。50分ほどのロスになる。渋滞が解消し出すのは関ヶ原IC付近。渋滞区間中に含まれるのは、羽島PAと養老SAだ。
E3九州
古賀IC⇒鳥栖JCT(福岡~佐賀)
発生日時:3日(木)7~15時/ピーク:10時/最大延長:約30km
最後は九州地方。九州道では、3日7~15時頃に福岡・古賀ICから佐賀・鳥栖JCTの間で、最大延長約30kmの渋滞が発生すると目されている。ピークは10時頃で、通常は20分ほどで通過できるが、最悪の場合は約1時間30分かかる見込みだ。約1時間10分のロスとなる。渋滞が解消し出すのは鳥栖JCT付近。渋滞区間中に含まれるのは、須恵PAと基山PAのふたつだ。
2018年4月12日(JAFメディアワークス IT Media部 日高 保)