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クルマ最終更新日:2018.02.08 公開日:2018.02.08

Zとスノーモビルが合体!? 北米日産の冬用特装車がスゴすぎ!

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 北米日産が2月5日、「370Zki」を発表した。このコンセプトモデルは今月開催のシカゴオートショーに出展予定だ。

 北米で主力車種のSUVやピックアップトラックなどの4WD車に比べると、後輪駆動のスポーツカーは圧倒的に雪道に弱い。しかもこの車、オープンカーである。けれどそんな車でも雪道を楽しみたい! という発想でスノーモビルのような足回りと合体させてみたのが同車だ。

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 日本国内でもスキー場でランドクルーザーやパジェロなどの4WD車にクローラー(キャタピラ状の走行装置)を取り付けた車をたまに見かけるが、生粋のスポーツカーでやってしまうところがいかにもアメリカン。

 ベースになった車は370Zロードスター(日本名/フェアレディZロードスター)。フロントタイヤに代えて幅30cmのスキー板を取り付け、リアにはクローラーを装着した。この駆動システムにはアメリカン トラック トラック社製のパーツを使用している。

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 取り付けにあたって、ドライブトレインをいったんすべて外して車体をリフトアップ。サスペンションも専用のものに換えられている。エンジンやトランスミッション、排気系もこれらパーツに適合するようにレイアウトを見直されている。なおかつ下回りの保護のために、フロント下にはスキッドプレートが装着された。

 雪の日になぜオープンカー? という疑問が無くもないが、こうした遊び心満点の車をメーカー自らが作ってしまうところがおもしろい。日本にもこの車があれば、今年の豪雪も怖くない!?

【映像:圧巻の走行シーンはコチラ!】

2018年2月8日(JAFメディアワークス IT Media部 伊東 真一)

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