クルマのある暮らしをもっと豊かに、もっと楽しく

Cars

最終更新日:2017.12.29 公開日:2017.12.29

「初春トミカ」シリーズ第5弾はなんと”百人一首”がテーマ。ちはやふる名車の上の句と下の句をそろえよう!

 タカラトミーの長い歴史を持つダイキャスト製ミニカーシリーズ「トミカ」。まだタカラと合併する前の時代、トミーから1970年に発売され、これまでに累計930車種が登場。累計販売台数は6億2500万台を超えている。

 すでに親子3代で遊ぶほどの歴史を有し、もはや日本玩具文化の一翼を担っているとさえいっていいのではないだろうか。自分のものにしろ友達のものにしろ、トミカで遊んだことがない日本の男の子はいないとまでいわれるほどの人気となっている。

 そんなトミカはさまざまな企画ものを展開しているが、”日本らしさ”と”正月らしさ”をイメージとして2013年から発売しているのが「初春トミカ」シリーズだ。第5弾となる今回のテーマは”百人一首”! 近年、百人一首や競技かるたを題材としたマンガや映画などが人気を博しており、盛り上がりを見せていることから題材としたという。

→ 次ページ:
どんな歌が選ばれた?

有名な4首を厳選!

 「トミカ百人一首」で選ばれた歌は、小倉百人一首の中で特に有名な4首。季節を感じる歌の中から、季節ごとに有名な歌を1首ずつ厳選したそうである。また、歌われている情景がトミカで表現できそうなもの、という点も重視したという。

【逢】蝉丸
 上の句:これや此の行くも帰るも別れては
 下の句:知るも知らぬも逢坂(あふさか)の関
【月】清原深養父
 上の句:夏の夜はまだ宵(よい)ながら明けぬるを
 下の句:雲のいづこに月宿るらむ
【紅】在原業平朝臣
 上の句:千早(ちはや)ぶる神代(かみよ)も聞かず龍田川(たつたがは)
 下の句:からくれなゐに水くくるとは
【雪】山部赤人
 上の句:田子の浦にうち出(い)でてみれば白妙(しろたへ)の
 下の句:富士の高嶺(たかね)に雪は降りつつ

車種は歌のイメージを表現できそうなもの

 また、車種については百人一首というテーマに合うもの、歌のイメージを表現できる形状や雰囲気を持ったものが選ばれたそうだ。例えば冬を表す【雪】の日産「スカイライン 2000GT-R」は、その形状が富士山に似ていることと、今回の車種の中では最も古い年式のクルマであることから、聖歌といわれる山部赤人(やまべのあかひと)の「田子の浦」をあてたという。

 1首につき1車種なので車種としては4車種だが、上の句と下の句で2種類のデザインに分けられており、合計8種類が販売される。

上列が上の句で、下列が下の句。左から【逢】のトヨタ「マークX」、【月】の日産「フェアレディZ」、【紅】のトヨタ「クラウン」、【雪】の日産「スカイライン 2000GT-R」となっている。

→ 次ページ:
新春の運勢占いにも使える「トミカくじ」!

初春トミカシリーズはトミカくじ

 初春トミカシリーズの特徴は、何が出てくるかわからないブラインドパッケージ仕様の通称「トミカくじ」となっていること。上下の句のパッケージデザインは異なっており、どのクルマがでてくるのかは上の句と下の句それぞれ1/4の確率となっている。つまり、2個買うだけで1首完成させられる確率は1/16だ。

 ちなみにトミカくじというだけあって、パッケージを開けるとおみくじがついていて、新年の運試しも楽しめる。

 価格は各756円(税込)で、12月28日から発売だ。

左は「トミカ百人一首」のパッケージ。おそらく、1ボックス(カートン)で24個入りと思われ、これを大人買いすれば、少なくとも2首は上下の句が合うだろうが、4首すべてそろうかどうかはわからないところ。ちなみに24個買うと、1万8144円(税込)。右は、トミカくじの大吉が出たところ。これから上昇する「小吉」ぐらいが年頭にはいいかも?

2017年12月29日(JAFメディアワークス IT Media部 日高 保)

この記事をシェア

  

Campaign

応募はこちら!(12月1日まで)
応募はこちら!(12月1日まで)