【東京モーターショー2017】ドデカイの大集合(1) いすゞ&日野の13車種
東京モーターショー2017、大型から小型までのトラックやバスなども展示された。 大型車特集の第1段はいすゞと日野だ。
10月27日より11月5日まで、東京ビッグサイトで開催された第45回東京モーターショー2017。国内4社と海外2社が出展した大型車メーカーをお届けする。第1弾は、いすゞと日野の2社の合計13車種を紹介。
8車種を展示したいすゞ まずは市販車から!
いすゞは、「運ぶの時代に、できること。」をテーマとして、ワールドプレミアを含むトラックを5車種、配送車のコンセプトモデル1車種、バス1車種、海外で販売しているクロスカントリータイプ4WD車1車種の合計8車種を出展した。そのほか、エンジン2基と、トランスミッション2基も展示した。
なお市販トラックの小型車「エルフ」、中型車「フォワード」、大型車「ギガ」の3車種は、2017年が同社創立80周年であることを記念した80周年創立記念モデルが出展された。外装はキャビンが専用色のアッシュベージュメタリックで、ラジエターグリルにクロームメッキが施されている点が特徴。そのほか、内装も限定のロゴ刺繍入り本革調シートなどが採用されている。
中型トラック「フォワードいすゞ創立80周年創立記念モデル」。全長8615×全幅2320×全高3510mm。車両総重量7985kg。最大積載量2800kg。排気量5193ccの「4HK1-TCS」ディーゼルエンジンを搭載。最高出力154kW/2400rpm、最大トルク706N・m/1400-1600rpm(共にネット値)。
大型トラック「ギガいすゞ創立80周年創立記念モデル」。全長11985×全幅2495×全高3795mm。車両総重量2万4965kg。最大積載量1万3800kg。排気量9839ccの「6UZI-TCS」ディーゼルエンジンを搭載。最高出力279kW/1800rpm、最大トルク1814N・m/1000-1200rpm(共にネット値)。
同社の主力小型トラック「エルフ80周年創立記念モデル」。全長6390×全幅1920×全高3120mm。車両総重量4975kg、最大積載量2000kg。排気量2999ccの「4JJ1-TCS」ディーゼルエンジンを搭載。最高出力110kW/2800rpm、最大トルク375N・m/1400-2800rpm(共にネット値)。
大型路線バス「エルガ」。全長11130×全幅2485×全高3045mm。車両総重量14715kg。乗車定員87名(座席29+立席57+乗務員1)。排気量5193ccの「4HK1-TCH」ディーゼルエンジンを搭載。最高出力177kW/2400rpm、最大トルク735N・m/1400-1900rpm(共にネット値)。
EVトラックに6輪駆動車に未来系配送車など!
ワールドプレミアとなる、EVトラック「EVエルフ」(参考出品)。全長6690×全幅2154×全高3000mm。車両総重量未公表。最大積載量3000kg。バッテリーはリチウムイオン電池を採用。一充電走行距離は100km以上。最高出力や最大トルクは未公表。
2013年の第43回東京モーターショーが初出展の、不整地の走破性を重視した6輪駆動のコンセプトモデル「6×6」。全長7650×全幅2395×全高3100mm。最高出力191kW/2400rpm(ネット値)。車両総重量、最大積載量、搭載エンジン名、排気量、最大トルクは未公表。
ワールドプレミアとなる、未来の配送をイメージしたというデザインコンセプト「FD-SI」。シートと操作機能をキャブ中央に配置し、快適な居住性と操作性を実現するという。そして強度とスペース効率に優れた荷台構造が特徴。詳しくはこちらの記事もご覧いただきたい(新しいタブが開きます)。
国内では乗用車から撤退して久しいいすゞだが、海外では生産・販売を続けている。画像は、オフロードにも強い7人乗りのパッセンジャーピックアップビークル「mu-x」(参考出品)。全長4825×全幅1830×全高1830mm。車両総重量1910kg、最大積載量2650kg。排気量1898ccの「RZ4E-TC」ディーゼルエンジンを搭載。最高出力110kW/3600rpm、最大トルク350N・m/1800-2600rpm(共にネット値)。後輪駆動。
日野は市販車と参考出展と5車種を展示
日野の出展テーマは「もっと、はたらくトラック・バス」。4台のトラック(1台はダカール・ラリー仕様)、EVバスを出展した。そのほか、新型エンジン2車種も展示された。
2017年に14年ぶりのモデルチェンジとなった大型トラック「プロフィア」。全長11965×全幅2490×全高3790mm。車両総重量8765kg、最大積載量1万5530kg。排気量8866ccの「A09C」ディーゼルエンジンを搭載。最高出力279kW/1700rpm、最大トルク1765N・m/1100-1400rpm(共にネット値)。
中型トラック「レンジャー」。こちらも2017年に16年ぶりにモデルチェンジした。全長9680×全幅2490×全高3570mm。車両総重量4516kg、最大積載量7992kg。排気量5123ccの「A05C」ディーゼルエンジンを搭載。最高出力191kW/2300rpm、最大トルク882N・m/1400rpm(共にネット値)。
小型トラック「デュトロ ハイブリッド」(2t車)の平台タイプを後ろから。全長6180×全幅2180×全高2270mm。車両総重量2536kg、最大積載量2000kg。排気量4009ccの「N04C-UL」ディーゼルエンジンを搭載。最高出力110kW/2500rpm、最大トルク420N・m/1400rpm(共にネット値)。モーター出力36kW。バッテリーはニッケル水素、288V/6.5Ah。
同社の小型路線バス「ポンチョ」を改造した「ポンチョEV」。全長6990×全幅2080×全高3100mm。車両総重量7775kg。乗車定員36名(座席11+立席24+乗務員1)。出力200kWのモーターを搭載、リチウムイオンバッテリーは約30kWh。東京都墨田区、同羽村市、石川県小松市で営業運行中。
チーム・スガワラの2号車として2014年のダカールラリーでクラス優勝を果たした「レンジャーGT・518号車」。レンジャーベースだが、もはや別物というぐらい、手を入れられている。全長6150×全幅2420×全高3050mm。車両総重量6700kg。排気量7961ccの「JC08C-TI」ディーゼルエンジンを搭載。詳しい記事はこちら。
2017年11月7日(JAFメディアワークス IT Media部 日高 保)
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