2018年05月15日 12:39 掲載

くるナンデス 【自動車カメラマンの、旅のしおり】タイのタクシー運転手の誇り

 モータースポーツ競技のラリーを撮影するために、タイをはじめ東南アジアの国々に通い続けて早や十数年。今回は、その度に利用するタクシーのお話です。

001s.jpg

 タイのタクシーは、トヨタ・カローラがとても多く使われています。正確に言うと日本のカローラとはちょっと違う、タイ生産の「カローラ アルティス」です。利用方法は、路上で手で合図をして止まってもらったり、ホテルに呼んだりするところは、日本と概ね同じです。乗車拒否をされることがありますし、前もって大体の料金を調べておいた方がよかったりする場合もあります。ですが、基本的には事前にネットで注意点などを調べておけば、そんなに怖い乗り物ではありません。

002s.jpg そんなタイのタクシーですが、昨年夏にちょっぴり印象的だったことがありました。長距離利用しなければならなかったので、事前にドライバーさんに値段の目安を尋ねたら「ウチの車は最新型のカローラだから値引きはしないよ」って釘を刺されてしまいました。僕自身タクシーの年式などあまり気にしたことがなかったのでちょっと新鮮でした。

003s.jpg そんなやりとりをしながら出発すると、すぐにタクシーは燃料補給のためにLPGスタンドへ。この時は事前に目的地を伝えてホテルに来てもらったのですが、空のタンクのまま迎えに来てくれました。燃料計の針は下の方にへばりついています。乗車後の給油は、日本では経験がないですが、タイに限らず東南アジアではタクシーやトゥクトゥクなどで何度も経験しています。このへんは文化というか習慣の違いですかね。

→ 次ページ:
運転手さんの話が止まらない!