2018年01月22日 23:00 掲載

くるナンデス レースもエコ化進行中!
HV&EVレーシングカー、
どれだけ知ってる?前編


EVのミッドシップ!? 日産「リーフ NISMO RC」
2011年

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ワイドボディ化と低重心化が図られ、一見すると初代「リーフ」とは別のクルマのように見えてしまう。またEVのコアとなる機器のバッテリー、インバーター、モーターも極力車体中央の重心に近い位置にレイアウトを変更された。EVのミッドシップともいえる1台。モータースポーツジャパン2017にて撮影。

 11年4月のニューヨーク国際オートショーで初披露され、同年のル・マン24時間レースでデモランなどを行ってきた日産の初代「リーフ」をベースとしたEVレーシングカー「リーフ NISMO RC」。

 デモカーでは終わらず、2012年9月2日にスポーツランドSUGO(宮城県)で開催された全日本電気自動車グランプリシーズ「EV-GP」の第3戦にスポット参戦を果たした。このときは、日本のトップドライバーのひとりで同車の開発ドライバーでもある松田次生選手がステアリングを握り、ポールポジションを獲得。決勝は、ストレートスピードと航続距離で勝るテスラ「ロードスター」に抜かれ、2位となった。

 同車の特徴はレースを想定した重量配分になるよう、主要機器の搭載位置が大幅に変更されたこと。リチウムイオンバッテリー、インバーター(直流もしくは交流から周波数の異なる交流に逆変換する電源回路)、モーターはすべて市販リーフのものをそのまま使用しているが、レイアウトは大きく変更された。

 EVを構成する機器の中では重量物のひとつなのがリチウムイオンバッテリー。運動性能を考慮すると、重量物はできるだけ車体の中央に寄せた方がよく、運転席後方に移動させた。まさにEVのミッドシップレイアウトとしたのである。さらに、インバーターとモーターも搭載位置がリアに変更されている。

 ボディは全長は20mm延長、全幅は172mm増やされ、逆に全高は333mm低くなった。ワイドボディ化と低重心化が行われたのである。さらに車重も600kg近い軽量化が図られ、サスペンションも変更。その結果、コーナリングスピードと加速性能がアップしたというわけだ。

 ちなみにバッテリーは交換を行えるパック方式を採用。それにより、急速充電で加熱してしまう問題を回避した。

【スペック】
全長×全幅×全高:4465×1942×1212mm
車重:925kg
モーター
 最高出力:80kW
 最大トルク:280N・m

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