フィアット・グランデパンダ|Fiat Grande Panda
全長は3990mm。縦列駐車が多く、長さで料金が決まるフェリー使用者が少なくない主要市場イタリアで大きな訴求点となろう。全幅は1760mm、全高は1570mmである。
ピクセル基調のフロントまわり。
フィアット旧リンゴット工場ビル。今日はショッピングモール、オフィス、ホテルが入った複合施設にリニューアルされている。(photo:Akio Lorenzo OYA)
フィアットゆかりの地、トリノのローマ通りをバックに。X字パターンのアルミホイールは17インチである。
かつてフィアットの工場であったリンゴット・ビルの屋上テストコースで。2018年に生産終了した「グランデプント」の後継車役も担っているといえる。
テールゲートには、プレスされたFIATロゴのほか、3DでPANDAの5文字が入る。ラゲッジルーム容量は361リットル。
近年のステランティス系モデル中、最も挑戦的なデザインといえまいか?
ダッシュボードは、リンゴット・ビルの屋上テストコース跡の楕円を反映している。
ディスプレイを囲むフレームの右端には初代パンダが。
リンゴット・ビルの地上と屋上テストコース跡を結ぶスロープ。(photo:Akio Lorenzo OYA)
ATセレクター、パーキングブレーキ、ワイヤレス充電ポートを囲むセンターコンソールにも楕円が反復されている。
リンゴット・ビルの屋上テストコース跡。(photo:Akio Lorenzo OYA)
テールゲートを開けると「チャオ!」の文字が。
EV版に採用されたスパイラル充電ケーブル。
グランデパンダの発表はフィアットの創立125周年記念式典の中で行われた。ステランティス会長のジョン・エルカン氏(左)と、フィアットCEO兼ステランティスのグローバルCMOのオリヴィエ・フランソワ氏(右)。
創立125周年式典では、初代パンダの空冷版「30」も屋上テストコースを走らせた。
グランデパンダ(左)と、「パンディーナ」のネームで2030年まで継続生産予定の従来型。
以下4点は2024年2月、フィアットによって先行発表された「スマートカー」プラットフォームの展開例。これはピックアップ。
ファストバック。
SUV。
キャンパー。グランデパンダの発表会では、これらのうち2台の実車がリンゴットのテストコース跡に到来する映像が、モザイク付きで公開された。
先に発売された新型「ランチア・イプシロン」同様、当面はマイルドハイブリッド版が販売の主力となるだろう。
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