1964年に開催された「ニューヨーク万国博覧会」で披露されたフォード初代マスタング。
スティーブ・マックイーンが1968年に主演を務めた映画「ブリット」で、サンフランシスコの街を駆け回ったマスタングがこの一台だ。2020年のオークションに登場し340万ドル(当時3億7000万円)で落札され、史上最高額のマスタングとして話題となった。
誕生から54年が経過した2018年、マスタングは生産1000万台を達成した。フォード公式トリビア情報によれば、端から端まで駐車した場合、その距離は2万9545マイル(約4万7548km)に達し、地球一周の距離を優に超える長さだという。
初代マスタング・コンバーチブルのインテリア。
マスタングの開発は、当時のフォード社長、リー・アイアコッカが率いたシークレットプロジェクトだった。写真はフォード・スタイリングセンターでクレイモデルを使って造形をしているところ(1962年)。
当時の大衆車であったファルコンをベースに開発された初代マスタング。写真はそのプロトタイプ。ヘッドランプ回りのデザインが市販モデルとは大きく異なる。
名前の由来のひとつにもなった迎撃戦闘機「ノースアメリカンP-51マスタング」を背に並ぶ歴代モデルたち。中央は初代マスタング・コンバーチブル。両サイドは4代目。
最新の7代目の先頭に、反時計回りで初代〜6代目と続く新旧マスタング。これぞアメ車という出で立ちに惚れ惚れしてしまう。
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