2020年08月05日 15:50 掲載
クルマ 珍しい警告灯・表示灯を紹介。メーターパネルに「カメ」マーク!?
自家用車にディーゼルエンジン車が増加したら
ディーゼルエンジン車といえばトラックやバスなどの大型商用車というイメージが強いが、最近では自家用車にも普及してきている。ガソリン車から乗り換えたディーゼル初体験のドライバーにとっては、見慣れぬ警告灯も多いだろう。
DPF(ディーゼルパティキュレートフィルター)警告灯:マツダ
マツダのディーゼルエンジン車に装備されている警告灯。ディーゼルエンジンの排ガスに含まれているPM(粒子状物質)を捕集・除去するシステム内のフィルターに、PMが蓄積すると点灯。エンジン冷却水温を80度以上に暖機し、アクセルを踏み時速20km以上で約20分走行すれば消灯する。点滅している場合は、システムに異常が発生しているので、すみやかに整備工場で点検・整備。
ディーゼルパティキュレートフィルター警告灯:三菱など
ディーゼルエンジン車の排出ガス浄化装置にPMが溜まっていると点灯。前述したマツダのものと同様。トヨタは同じものを排出ガス浄化装置警告灯と呼んでいる。
コーヒーブレークってことですか? 希少な警告灯・表示灯
近年ではドライバーの疲労度などを監視するセンサーを装備したクルマが登場しており、その作動に関する警告灯には目新しい者もある。またオープンカーならではの表示灯を設定している場合もあるようだ。
ドライバー・アテンション・アラート (DAA) 警告表示:マツダ
ドライバーの疲労増加や注意力低下を検知し、ドライバーへ休憩を促すドライバー・アテンション・アラート (以下DAA)のシステムに異常があると点灯する。DAAは、時速60km以上で走行しているときに、フォワードセンシングカメラや各種車両情報からドライバーの疲労増加や注意力低下を推定するシステム。疲労増加、注意力低下を検知すると、インフォメーションディスプレイやチャイムによってドライバーに知らせる。このDAAにトラブルが生じていると警告灯が点灯。点灯した場合は、整備工場で点検を受けよう。
ソフトトップ開閉中・表示灯:フォルクスワーゲン
オープンカーなどのソフトトップの開閉中、もしくは開閉が完全に終了していない、ソフトトップが故障している時に点灯。オープンカーならでの表示灯だろう。
このようにクルマの進化に伴い警告灯・表示灯は多様化している。EV、先進運転支援システムを装備したサポカーなどを運転するときは、一度取扱説明書の警告灯・表示灯の項目に目を通しておこう。
【お詫びと訂正】公開時、画像のキャプションの表記に誤りがありましたので、正しい表記に修正いたしました。お詫びして訂正させていただきます。