2020年11月12日 14:30 掲載

クルマ 冬のクルマは汚れやすい。洗車で注意すべきポイントとは

冬は冷たい水を使う洗車が億劫になる季節だ。しかし冬は空気の乾燥と霜でクルマが汚れやすい季節でもある。そんな冬の洗車で注意すべきポイントを紹介しよう。

くるくら編集部 小林 祐史

降雪が少ない地域は、土ボコリが固着する前に洗車をしよう

冬はクルマが汚れやすい季節

冬はクルマが汚れやすい季節。洗車で注意すべきポイントとは? ©yukiotoko / PIXTA(ピクスタ)

 冬に降雪が少ない地域は、乾燥するので雨染みや水垢などが少なくなり、クルマのボディは汚れないと思っているかもしれない。ところが実際は逆だ。洗車用品等を扱うソフト99に聞くと、冬は空気が乾燥するため土ボコリが舞い上がり、ボディに付着する。そして夜間に気温が下がると霜が発生し、霜の水分が土ボコリを吸収。再び昼になると霜の水分が蒸発する。これを繰り返すと土ボコリがボディに固着してしまうそうだ。さらに雪の多い地域なら、雪や融雪剤、凍結防止剤が付着することもある。このように冬はクルマが汚れやすい季節といえるのだ。

まずはたっぷりの水で汚れを流す

 霜の水分で土ボコリがクルマに固着してしまうと、ボディの塗装面や、ワイパーゴム部分を傷めてしまう可能性がある。そのためクルマに霜が降りた後は、できるだけ早めに洗車を行いたい。

 だが冬は水の冷たさが身に応える季節。そこで裏地が起毛になっているゴム手袋や防水性のある靴、防寒インナーなどで、冷え・水濡れ対策してから洗車をしよう。

 冷え・濡れ対策ができたら、まずは土ボコリを浮かせるため、クルマにたっぷりと水をかける。いきなり洗車ブラシなどでこするのはNG。塗装面を傷めてしまう可能性がある。たっぷりと水をかけたら、次はタイヤや下回りの汚れをタイヤシャンプーとブラシなどで落とそう。雪や凍結した道を走行した後のタイヤや下回りは、融雪剤・凍結防止剤を浴びていることがある。どちらも塩の一種であるため、ボディなどの金属部分に付着するとサビの原因となる。洗車が終わったボディに、これらが飛び散るのを防ぐため先にタイヤと下回りの洗車から済まそう。

タイヤや下回りは高圧洗浄機を利用

タイヤや下回りの洗車では、コイン洗車場などの高圧洗浄機を利用するのも手だ。© Jaroslav Šimček - stock.adobe.com

 ボディの汚れを落として、カーシャンプーをすすいだ後は、水分をしっかりふき取ろう。ドア・ボンネット・トランクの開閉部やワイパーゴムなどは、残った水分が凍結してくっついてしまう恐れがあるので、忘れずにふき取っておこう。ふき取りには吸水性の高いマイクロファイバータオルを使うとよいだろう。

雪下ろしでボディを傷つけている⁉

クルマに雪が積もったら

駐車している間に雪が積もったら。©Deno - stock.adobe.com

 車に雪が積もったら、走行前に雪下ろしをする必要がある。その雪下ろしでも注意すべきポイントがある。降雪量の多い地域の人にとっては日常のことだが、少ない地域の人とってはなじみが少ないかもしれない。

 いきなり雪下ろしをスノーブラシなどで乱暴に行うと、凍結した雪(氷)がボディ上を滑ることになるので塗装面にキズをつける可能性がある。そこでスノーブラシの固い部分が触れないようにしてボディに少しだけ雪が残るように行う。またガラス部分の雪下ろしは解氷スプレーなども併用してクリアーな視界を確保しよう。

 ガラス面に積もった雪は視界を確保するために必ず雪下ろしをするが、ルーフに積もった雪は走行しているうちに落ちるので、わざわざする必要はないと考えているかもしれない。しかし走行中に落ちた雪が、他車の視界を遮る可能性もあるのだ。じつは高速道路で前を走る全高の高いトラックのルーフから大量の雪が落ちてきたときにヒヤッとした経験がある。その時は大事には至らなかったが、視界を塞がずとも避けようとしてハンドル操作を誤ることも考えられる。このようにルーフの雪下ろしは、周囲への安全配慮でもあるのだ。

クルマの雪下ろしは暖気してから

ルーフやボンネットに残る雪が少量なら、エンジンやエアコンの熱でも落ちていく。©hiro - stock.adobe.com


 雪が降らなくとも、フロントガラスに霜が降りるなど冬はクルマの出発までに時間がかかることが多い。霜・雪などは運転するときの視界を遮ることもあるので、冬にクルマを運転するときは霜の解氷・雪下ろしなどの時間を見積もって行動しよう。

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