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クルマ最終更新日:2020.01.16 公開日:2020.01.16

東京オートサロン2020 初音ミクのハイゼットトラックキッチンカーが可愛い。

東京オートサロン2020のダイハツ工業ブース内で目を引いた特別展示車「ハイゼットトラック 初音ミク マルシェver.」。コンセプトモデルは、可愛らしいキッチンカーだ。

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初音ミクの新しいトキメキが詰まったキッチンカー。

東京オートサロン2020で展示された「ハイゼットトラック 初音ミク マルシェver.」。

 今回、ダイハツ工業ブースでは新たに「ハイゼットトラック 初音ミク マルシェver.」が発表された。軽トラとしては日本一の販売台数を誇るハイゼットトラックに、初音ミクのカラーリングとモチーフを詰め込んだデザインに、会場でも展示の前で多くのファンが足を止めていた。
 これまでもダイハツは初音ミクと軽自動車のコラボレーションを行っており、今回の「マルシェver.」は第4弾になる。
 株式会社ダイハツビジネスサポートセンターの営業・商品事業部 グループリーダー、目加田氏に企画が立ち上がった当初からの話を聞いた。

 企画の始まりは2014年にさかのぼる。当時、初音ミクをはじめとするボーカロイド製品を開発しているクリプトン・フューチャー・メディア株式会社では、一般女性への認知度を高めたいと考えていたそうだ。
 一方、ダイハツ工業ではご当地ココアを作ろうという動きがあった。そんな中、北海道の地域活性化をテーマにして「雪ミク」とのコラボレーションはどうかと、ダイハツ北海道株式会社が企画したのだそう。
 もともと女性向けを意識してデザインされていたミラココアと、女性ファン層を拡げたい「雪ミク」とのコラボレーションは大成功だった。
 「雪ミク」とは「さっぽろ雪まつり」で初音ミクの雪像が作られたことをきっかけに誕生した、初音ミクの派生バージョンであり北海道応援キャラクター。
 北海道限定販売であったにもかかわらず、注目度は高く全国から問い合わせが殺到したのだとか。
 こうして、ご当地ココアとして始まったプロジェクトは、初音ミクプロジェクトに衣替えし、第2弾は男性ファンも意識したスポーティーなデザインのキャスト アクティバと雪ミクのコラボレーションだった。前回からの熱烈なファンの声を受けて、全国販売に切り替え再び注目を集めた。

 第3弾は2018年。ついに、本家 初音ミクとのコラボレーションだ。
 この頃になると、初音ミクのファンには一般女性も増えてきたそう。そこで再び女性向けをテーマにコラボレーション企画が進められた。インパネトレイやシートアンダートレイなど、収納を充実させ女性向けを意識したムーヴ キャンバスは、企画の趣旨にぴったりだった。
 「コラボレーションの際のデザインには、全国のファンからの声も参考にしました」(目加田氏)
 そうして、細部のデザインにまでこだわって完成した第3弾は、国内のみにとどまらず海外のファンからも支持を集めたという。
 このミクキャンバスのカー用品を取り外すことなく、追加アイテムで60年代ビーチサイドをイメージした「ビーチクルージングVer.」は、マイナーチェンジということで第3.5弾となった。
 こちらは、昨年の東京モーターショー2019でも展示されていたので、記憶に新しい人もいるかもしれない。

ハイゼットトラックの新しい使い方を提案。

東京オートサロン2020:「ハイゼットトラック 初音ミク マルシェver.」(正面)

 今回、今までの日常使いとは一変し、ハイゼットトラックをコラボレーションに起用したことについて目加田氏は「新しい使い方を色々提案し、さらなるコラボレーションの可能性を試してみたい」と語った。
 展示では荷台を開き、ルーフ部分にメニュー表が掲げられておりキッチンカー仕様となっていた。そして、この荷台は自由にカスタムが可能だそう。

 また、この初音ミクとダイハツ車のコラボレーションには、「車離れ」と言われている若年層を取り込む狙いがあるとのことだ。自動車は高いし自分には縁がないものという若者が持つ印象を、人気のキャラクターとコラボすることで身近な存在に感じてもらえるよう、デザインには配慮しているという。
 「今回のコンセプトカーでカーショーをはじめ、さまざまなイベントに赴いてクルマの新しい楽しさ、魅力を伝えられればうれしいです」(目加田氏)。
 マルシェver.の今後の展示は、北海道札幌市で開催される「SNOW MIKU2020」(202028日~9日)と「大阪オートメッセ2020」2020214日~16日)が予定されている。

「ハイゼットトラック 初音ミク マルシェver.」装着アイテム一覧
【エクステリア】
・オリジナルFrロアスカート
・オリジナルサイドパネル
・オリジナルRrロアスカート
・オリジナルルーフラック
・オリジナルウッド調トラックベッド(荷台)
・オリジナルラッピング(初音ミクVer.)
【インテリア】
・オリジナルシートカバー
・ステアリングカバー(ムーヴキャンパス 初音ミク リミテッドパッケージver.)
・シートベルトパッド(ムーヴキャンパス 初音ミク リミテッドパッケージver./ムーヴキャンパス 初音ミク リミテッドパッケージ ビーチクルージングver.)
【足回り】
・15インチアルミホイール

ファン心理をくすぐるグッズの数々。

東京オートサロン2020:ブースではダイハツ×初音ミクの新商品も販売されていた。

 「ハイゼットトラック 初音ミク マルシェver.」の荷台では、特別描きおろしビジュアルを使用した新商品「ステッカー3枚セット(マルシェトラックver.)」(税込2,700円)とはじめとするさまざまなグッズも販売されていた。

左:ステッカー3枚セット(マルシェトラックver.)(税込2,700円)/右:初音ミク リヤエンブレム(ブラック・グリーン)(税込6,400円)

ステッカー3枚セット(マルシェトラックver.)税込2,700円(左)/初音ミク リヤエンブレム(ブラック・グリーン)税込6,400円(右)

 中でも目加田氏一押しのグッズは、「初音ミク リヤエンブレム(ブラック・グリーン)」(税込6,400円)だ。しっかりとした接着面なので、カスタム後に剥がれてしまう心配もないそうだ。ダイハツのコラボカーを所有していないファンも、これなら気軽にコラボ気分を味わえると人気が高い。

ステアリングカバー(税込5,115円)/シートベルトパッド (税込4,85円)/シートカバー(本革風)(税込50,600円)

ステアリングカバー 税込5,115円/シートベルトパッド 税込4,85円/シートカバー(本革風) 税込50,600円

 内装インテリアとして、ステアリングカバー(税込5,115円)やシートベルトパッド(税込4,85円)、シートカバー(本革風)(税込50,600円)などもファンの支持を集めている。
 これらは、ダイハツ純正アクセサリーではない。しかし、純正アクセサリーではないからこそ、自由度が高くさまざまな挑戦ができるのだと目加田氏は語ってくれた。

 DBCとダイハツは、今後も初音ミクをはじめとしたキャラクターとの新たな企画で軽自動車の魅力を広めていく予定だという。次回のコラボレーションにも期待が高まる。

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