2020年07月30日 11:00 掲載

クルマ 首都高で見かける「TOKYO2020」の看板の意味とは?

東京近郊の高速道路を走っていると「TOKYO2020」という看板が目に入る。2021年に延期開催予定の国際的競技大会に関わる看板だが、その意味を調べてみた。

タグ:

JAF メディアワークス IT Media部 会田 香菜子

国際的競技大会の輸送ルートに設置される「TOKYO2020

「TOKYO2020」の標識は、国際的競技大会の選手、関係者の輸送ルートに設置されている。 首都高をはじめとする東京近郊の高速道路を走っていると、桜色で「TOKYO2020」とバスのイラストが記された白地の看板を見かけることはないだろうか。記されている文字から、2021年に延期開催予定の国際的競技大会に関わりがあることが想像できるが、この看板は何を意味しているのだろうか。

 「TOKYO2020」の看板について、大会組織委員会から発表があったのは今年の1月のことだ。選手や大会関係者の輸送ルートである。「オリンピック・ルート・ネットワーク(以下、ORN)」及び「パラリンピック・ルート・ネットワーク(以下、PRN)」として、看板と路面表示を行い周知することで、高速道路や一般道路において、大会中の通行や駐車を控えてもらう目的で設置することが決定した。

 組織委員会によると、輸送ルートは東京圏(東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県)840km、地方会場周辺520kmの計1360km。看板は約2200か所に設けられ、路面表示は約1200か所に施す予定だ。首都高などで見かける看板は、今年2月から設置されていたものだったのだ。

一般道路では約300m間隔に路面標示と標識。高速道路は、標識のみで約600m~1kmの間隔で設置される。

出典:公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会

 一般道路の場合、信号交差点ごとに約300m間隔で、路面標示と看板を交互に設置。高速道路は、看板のみで約600m1kmの間隔で設置される。東京圏外の場合は、一般道路のみの設置で、看板のみを約600m間隔で設置予定だという。これら桜色の看板と表示はあくまでも輸送ルートを示すのみで、規制対象にはならない。

 さらに、一部の会場周辺の一般道路においては、よりドライバーに分かりやすいよう、対象通行帯の中央に約30cmの桜色のライン(実線・破線)が施される予定だ。

実線は「専用レーン」で計4.3km、破線は「優先レーン」で計19.8kmとなる。

出典:出典:公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会

 実線は「専用レーン」で計4.3km、破線は「優先レーン」で計19.8kmとなる。専用レーンは大会関係車両以外は走行できず、優先レーンは一般車両も走行できるが、大会関係車両が通る場合、一般車両は進路を譲らなければならないという。規制については、警察庁が、大会組織委員会がレーン表示をした区間について道路交通法上の規制対象区間とする予定だ。警察庁は大会組織員会の敷くピンクのレーン区間に、交通規制を示す青地の「TOKYO2020優先Priority」、または「TOKYO2020専用ONLY」と記された標識を設置する。規制を守らなかった際には、反則金が科せられることになる。

 なお、既に設置されている看板について首都高に聞いてみたところ、一時的な撤去などは行わず現状維持されるという。

ライターお勧めの関連記事はこちら