2019年11月11日 17:00 掲載
クルマ 今年で25周年! 時代は変わってもEVを楽しみ尽くす「日本EVフェス2019」レポート
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EV耐久競技「コンバートEV1時間ディスタンスチャレンジ」に参加した、13号車「Yccm Mira」のボンネット内(読売自動車大学校)。エンジンではなく、リチウムイオン電池が多数搭載されているのがわかる。
日本EVフェスティバルは、モータージャーナリストの舘内瑞(たてうち・ただし)氏が代表を務める市民団体・日本EVクラブの主催によるサーキットイベントだ。毎年、筑波サーキットのコース1000で行われている。
今年もコンバートEVやEVカートによる耐久競技、メーカー製EVや自動運転車によるタイムアタック、最新のEVやプラグインハイブリッド車の試乗会などが行われ、盛り上がりを見せた。さらに、手作りのEVを展示する「何でもEV展示」や国内外の自動車メーカーによるプレゼン「環境EXPO」なども実施。まさにEVのお祭りである。
エンジン車を電動化したコンバートEVによる耐久競技
数ある競技の中でメインとなるのが、コンバートEVによる「1時間ディスタンスチャレンジ」だ。
「コンバートEV1時間ディスタンスチャレンジ」のスタート前の様子。全7台が参加した。5番グリッドのTeam TAISAN CTSの「TAISAN PORSCHE 916」(左の列3番目の黄色のクルマ)が優勝。現在、同競技最強スペックを誇るマシンだ。
コンバートEVとは、エンジン車を改造して製作したEVのことである。エンジン、燃料タンク、マフラーなどを外し、替わりにモーターやバッテリーなどが搭載されているのだ。自分の好きなクルマをEVにして乗りたいという人は世界中にいて、特に米国では1990年代に大流行した。
東京マツダEVチームは、マツダの小型スポーツカー「ロードスター」をベースとした「EV ROADSTER」で参戦。
今年の1時間ディスタンスチャレンジは、7台が出走。ニューマシンは、マツダのロータリー車「RX-8」をベースに、読売自動車大学校の学生が製作した「YCCM RX-8 2号機」。同校は毎年参加しており、もう1台は以前から参加しているダイハツの軽自動車「ミラジーノ」ベースの「Yccm Mira」。
読売自動車大学校が今年投入したニューマシン「YCCM RX-8 2号機」。スピンも喫したが、タイムは出ていた。
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