2019年07月23日 17:22 掲載

クルマ レクサスの最高機密部門、デザインセンターでは一体何が行われているのか?

デザインはクルマの魅力の大きな部分をしめる。それは高級車になるほど重要になるといえるだろう。たとえば、代表的な高級車の一つであるレクサスのクルマはどのようにデザインされているのか。レクサス最高機密部門のデザインセンターを、モータージャーナリストの小川フミオが訪ねた。

文・小川フミオ

「レクサス LCコンバーチブルコンセプト」のフルスケール・クレイモデル

デザインでみせる路上の存在感

 デザインはクルマの魅力と切っても切れない関係にある。でも意外と、デザインの本当のところは知られていない。クルマはどうデザインされているのか。

 2019年6月に訪れたのは名古屋にあるレクサスのデザインセンター。私にはレクサス車のデザインは、米国の路上で見かけると、よく目立つと思う。より大きなサイズの米国車やドイツ車に囲まれていても、存在感で決して負けていない。

 具体的なデザイン上の特徴でいうと、たとえばRXのスタイリングは、特徴的なスピンドルグリルからはじまって、流れるようなキャラクターラインを後ろまで描き、大きな躍動感をもたらしているところにある。でも実際は、光の反射とか、車体各所のカーブとか、素人には分かりにくいデザインのキモのようなものがある。

 デザインセンターでは、プレゼンテーションが用意されていた。また、デザイナーが専用のデザインツールを使ってレンダリング(スケッチ)をしていたり、フルスケール(実物大)のクレイモデルをモデラーという専門のひとが削って、なめらかな面と線を作る様子も見せてくれた。