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最終更新日:2023.07.06 公開日:2020.11.13

【フリフリ人生相談】空気を読みすぎる中間管理職

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40代の中間管理職です。
天才を殺すのは、空気を読む凡人という本を読みました。
凡人=共感する人らしいのですが、
凡人は天才の斬新な考えに触れてもなかなか理解(共感)できないそうです。
そのようなとき、凡人は、ほかの人も理解していないという空気を読んで、
天才の考えを受け入れない(殺す)とのこと。

自分を振り返ると、会議のアイディア出しなどで、
空気を読んで無難なものばかりを採用していたような気がしてきました。
斬新なものを理解する能力って、凡人にも備わるんでしょうか?


天空

無理するな

その本を読んでないので、詳しいことはわからないけど、
「斬新なものを理解する能力」というのは、
凡人かどうかべつにして、それなりに備わるのではないかな。

でも、それはあくまで、
あなた自身の基準で、
あなた自身の感覚で、
あなた自身の努力で、身につけるべきものだ。

いくら斬新なアイデアだからといって、
斬新すぎて会社の役に立たないってこともあるし、
そもそも斬新なアイデアは、
前例がなく、まわりが理解しづらいからこそ斬新なわけで、
それをビジネスに結びつけて成果を上げるには
時間もかかるし、手間もかかる。

斬新なものを理解するには、
よほどの見識と、責任感がないとダメだ。

しかも……。
天才が生み出した斬新な考えなるものを、
凡人が理解できると思うのも、これまた大間違い。

というわけで、無理をしてはいけない。
天才をフォローしようと努力するのはいい。
けれど、天才を利用しようなんて考えてはいけないね。

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バンジョー

純一


純一

だからこそ中間管理職

中間管理職って、
そういうものですよ。

「会議のアイディア出しなどで、
空気を読んで無難なものばかりを採用していた」

それこそが、中間管理職!

でも、そこで、斬新で天才的なアイデアを見過ごしているのではないか、
という恐れもあるわけですね。

そこに気づいている、もしくは、気づこうとしているあなたは、
すばらしいのではないでしょうか。

もしかすると、
あなたが読んだ本が、すばらしいのかもしれません。

あなた自身が時代を読み、
これから必要なものを直感的に理解する必要があります。
そのうえで「斬新」だと思えるものに、目を向け、吟味する。

中間管理職のあなたが本来持つ、凡人ならではの「平衡感覚」を、
うまく生かすべきです。

あなたが「斬新かもしれない」と感じたアイデアは、
ほんとうに生かすべきものなのか?
そこを凡人の感覚でじっくりと吟味し、
そのうえで上司を説得することができれば、
あなたは会社にとって有能な人物になれます。

あなたが天才になる必要はありません。
天才をうまく使える人間になる。
この気持ちが大切なような気がします。

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天空

バンジョー


バンジョー

天才は孤独なんだ

誰からも理解されない。
それが天才なのさ。

孤高の才能を持てあましながら、
昼間から酒を飲む。
世のなかを怨むわけでもなく、
愚痴を言うわけでもなく、
ただ、自分だけが見える世界に、乾杯。

それが天才っていうものさ。

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天空

純一


ライター・松尾の右往左往

天才とかギフテッドとか、
いろいろ用語はあるようですが、
「天才を殺すのは、凡人」と言われてしまうと、
凡人としては、なかなか、きびしくつらいものがありますね。

天空もバンジョーも、
その「きびしくつらい」指摘に対して、
「いやいや、大丈夫だよ」と、やさしく擁護してくれた感じです。

「みんなと同じであることがよしとされる」
つまり同調圧力が強い日本では、これまで、なかなか、
天才が天才として能力を発揮しきれなかった、
なんて議論も、最近、ちらほら見かけるようになりました。

今回のお悩みをくれた「中間管理職さん」も、
昨今の「同調圧力」とか「みんなと同じであることがいいのか?」
なんていう問題提起を視野に入れて、
考えているのもしれません。

天才であるかどうか、ではなく、
斬新なものを受け入れられるかどうか、と考えると、
つねに探究心を持つしかない、と言えるかもしれません。

「おれは天才だから、孤独なのさ」なんてうそぶきながら、
昼間から飲む……なんていうのも、優雅なヤリクチではありますが。
やっぱり凡人には、なかなか、ねえ?

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