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ライフスタイル最終更新日:2023.07.06 公開日:2019.04.12

【フリフリ人生相談】ロックでメシが食えるか?

若い時に、ミュージシャンを目指していた人って、意外と多いのではないでしょうか。今回はそんな青年からのお悩み。人生の酸いも甘いも知り尽くした(?)フリフリな面子が、彼のロックな未来をズバリ斬る!

23歳フリーターです。
ぼくは中学生の時から音楽を続けていて、
ここ数年は作詞作曲もして自主制作でアルバムを出し、
年に数回はライブハウスにも出演しています。
SNSも一生懸命に更新して自己アピールしているのですが、
一向にファンが増えません。
ライブハウスに来てくれるのも、数名の常連さんのみ。
改善点を教えてもらおうと、お客さんや関係者に相談するのですが、
曲もライブも評判は悪くないんです。
これ以上、人気と知名度を上げるにはどうしたらいいと思いますか?


由佳理

マネージャーが必要。

私の知り合いに音楽をやって、
そこそこ売れている人がいます。

名前を出すとご存知かもしれませんが、
ここでは伏せておきます。

その人に、軽く聞いてみました。
〈23歳フリーターさん〉と同じような道をたどって、
売れた人の意見だと思って聞いてください。

その人いわく、
「マネージャーを探せ」です。

作曲したり演奏する能力と、
広く世間に知らしめて売る能力とはべつものです。
なので、
人気と知名度を上げるためには、マネージャーの存在が大切です。
あなたの音楽を理解して、
いいところ悪いところをはっきりと指摘できて、
しかも、熱心に売り込んでくれる存在。
「売るため」の戦略を練り、実線してくれる人。

ビートルズにもブライアン・エプスタインというマネージャーがいました。

ぜひ、マネージャーを探してください。

他の人のアドバイスも聞きたい

恵子

天空


天空

決意が必要。

音楽をやっている20代前半、フリーター。
これは実のところ、ちょっとタチが悪い。

これからの自分の人生を決めるべき時期に、
「どこかに就職するか」
「このままフリーターを続けるか」
「がんばって、音楽の夢を追い続けるか」
なぁんていう選択やら葛藤をしているのだと思う。

音楽の夢を追い続けるのは、苦労もあるだろうけど、
そこだったら、自分は我慢できる、がんばれる、と、きみは思っている。
どこかの会社に就職するのは、夢を捨てることだと思っている。
そして、ずるずると、いまのままの状態が続いて、
30歳過ぎても40歳すぎても、フリーターのまま生きていく、
ということに、なりがち。

きみの音楽の才能は、ここでは問わない。

必要なのは「強い決意」だ。
ほんとうに売れたいと思うなら、大きな「決意」が必要。
趣味で音楽をやり続けるのではなく、
「売れたい」「人気者になりたい」というのは、
「イチかバチかの世界で生きる」ということだ。

イチかバチかの世界で生きるのは、博奕のように生きることだから、
「これでダメなら、スパッとやめる」という決意がないと、
ずるずると負け続けて、人生終わることになる。

今年中に売れなかったら、やめる。
今月中に客数が2倍にならなかったら、やめる。
明日のライブで、客が盛り上がらなかったら、やめる。
このコンテストに応募してダメなら、やめる。

なんでもいい、撤退するタイミングを自分で決めて、挑む。
イチかバチかの勝負をして、勝ち続けた者だけが人気者になれる。

ロックでメシを食うというのは、そういうことだ。

他の人のアドバイスも聞きたい

由香里

恵子


恵子

あきらめも必要。

私も若いころなら、
「がんばれ」「夢を追い続けなさい」
って言ってあげたと思うけど、
すでに子どもがいる母親の身になると、
そんなことは、ぜったいに言えないですね。

中学生のときから音楽を続けて、
ここ数年は作詞作曲もして、
年に数回はライブハウスに出演しているなら、
それを趣味にして、楽しみなさい。

「音楽を、あきらめてみる」
まず、ここがスタートですね。
あなたには、しっかりとした収入を得られる仕事が必要です。
フリーターというような、あやふやなものではなく、
「これが、おれの仕事だ」と思える、明快なもの。
そういう仕事を見つけて、働いて、お金を得て、趣味で音楽をやる。
作詞作曲をして、ライブハウスで演奏すればいいと思います。

プロ野球と草野球は、違うものです。

がんばって働いて、そのお金で音楽をやると、
音楽のまた違った魅力に気づくと思いますよ。

他の人のアドバイスも聞きたい

由佳理

天空


ライター・松尾の右往左往

どの世界にも「天才」と呼ばれる人がいて、
そういう人は、わかりやすく、知名度が上がります。
自分の天才ぶりを、人前で披露すればいいのですから。

天才ではないけど、
そのことが大好きで、売れたい、人気者になりたいって思う人はたくさんいて、
運とか縁とかに恵まれて夢が叶う人もいれば、夢破れる人もいる。

今回の相談者の〈23歳フリーターさん〉が、
プロを目指しているわけではなく、
単純に「いまよりも知名度を上げたい」と思っているのなら、
由香里の言うように、マネージャー的な人材を見つけて、
いろいろと意見を聞いてみるのがいいと思います。

本気でプロになりたい、ロックでメシを食いたい!
と、思っているなら、
天空の言うように、イチかバチか博奕だと心に決めて、
撤退のタイミングをつねに意識しながら、
命懸けで挑み続けるしかないでしょう。
でも、スパッと撤退する勇気が必要です。
それを天空は「強い決意」と言っています。

でもまぁ、素直に言うと、
恵子のアドバイスのように、
自分の生がいと結びつく仕事を見つけて、
趣味で音楽をやるのがいいと思いますね。

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