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ライフスタイル最終更新日:2023.06.23 公開日:2023.04.03

「ホンダ T360」など戦前昭和のトラック・バン13台が集合! トヨタ博物館で企画展開催

愛知県のトヨタ博物館で、企画展「トランスポーターズ 日本の輸送を支え続けているモビリティ」が4月28日から開催される。

文=高田ひかる 写真=トヨタ博物館

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戦前昭和に活躍したトラック・バンが並ぶ

企画展「トランスポーターズ 日本の輸送を支え続けているモビリティ」が、トヨタ博物館で4月28日から7月17日まで開催

 愛知県長久手市にあるトヨタ博物館で、企画展「トランスポーターズ 日本の輸送を支え続けているモビリティ」が、428日から717日まで開催される。展示室には、戦前に活躍した「オート三輪車」や1990年代の特徴ある輸送車両など貴重なクルマ13台が並ぶ。

 トラックやバンは、物流を担うモビリティとして、日本を支えてきた輸送車両だ。自動車メーカーは、運び手が安心安全に荷物を送り届けられるよう、それら輸送車両に耐久性や乗り心地の改善を施し続けてきた。今回の企画展は、輸送車両にかけた自動車メーカーの想いと、輸送に関わる人々へ感謝を伝える展示となっている。この機会に、ぜひ足を運んでみては。

当時の貴重な輸送車両

企画展「トランスポーターズ 日本の輸送を支え続けているモビリティ」で展示される車両。水野式自動三輪車

・水野式自動三輪車

 水野式自動三輪車は、水野鉄工所が販売した三輪車。192425年頃に水野式内燃機の開発に成功し、自家考案の運搬車に備え付けた試作車を開発。その後、大々的に販売を開始し、昭和初期には年間362台を生産した。1940年に製造を終了している。

企画展「トランスポーターズ 日本の輸送を支え続けているモビリティ」で展示される車両。トヨペット マスターライン ライトバン RR17型

・トヨペット マスターライン ライトバン RR17

 関東自動車工業(現トヨタ自動車東日本)は、1955年に「トヨペット・マスターRR型」を発売した。その後、シャシーを改造した「マスターライン」シリーズを開発。「マスターライン・ライトバンRR17型」は、「マスターライン・シングル・ピックアップRR16型」とともに1955年に発売された。同シリーズにはほかに、1956年発売の「マスターライン・ダブル・ピックアップRR19型」がある。この3車種は、1959年までに合計で約19400台が製造された。

<展示車両13台>
・水野式自動三輪車(1937)
・トヨタ トラック BM(代用燃料改造車)(1950)
・トヨペット トラック SG(1953)
・トヨペット マスターライン ライトバン RR17(1956)
・スズキ スズライト SL(1957)
・トヨペット スタウト RK35(1959)
・ダットサン 1000トラック G222(1960)
・ホンダ T360H AK250(1965)
・マツダ T1500 TUB81(1965)
・トヨタ ダイナ RK170(1967)
・トヨタ ブリスカ GY10(1968)
・トヨタ BUV タマラオ KF10(1977)
・トヨタ デリボーイ T-KXC10V(1991)

【展覧会概要】
企画展「トランスポーターズ 日本の輸送を支え続けているモビリティ」
会期:428日から717
会場:トヨタ博物館 文化館2階 企画展示室
住所:愛知県長久手市横道41-100
時間:9:3017:00(入館受付は16:30まで)
休館日:月曜日(祝日の場合は翌平日)
入館料:大人1200円、シルバー(65歳以上)700円、中高生600円、小学生400円、団体割引あり、会期中(714日~17日)は小学生無料
GW(429日~57)は毎日開館。開館日は公式Webサイトをご確認ください

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