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クルマ最終更新日:2023.02.24 公開日:2023.02.24

850万円の動く彫刻! スイスのラグジュアリークロックメゾン「L’EPEE(レペ)」が、新たにレーシングカークロックを発売。

スイスのラグジュアリークロックメゾン「LE'PEE 1839 (レペ)」は、美しくスタイリッシュなレーシングカークロックのシリーズを新たに発売した。

文=くるくら編集部

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レーシングカー × LE’PEE 1839(レペ)の美しい動く彫刻

タイムファストⅡ/LE'PEE 1839(レペ)#01 |くるくら

TIME FAST II (タイムファストII)/LE’PEE 1839 (レペ)

 スイスの高級クロックメゾン・レペが展開している「タイムファスト」は、1950年代のF1マシンをモチーフにしたシリーズ。そのシリーズに新しく、2シーターの「タイムファストII」が誕生した。「タイムファストII」は、長距離カーレースの黄金期を迎えた1960年代の2人乗りレーシングカーをイメージし、2つのムーブメント(時刻表示と機械操作)を搭載している。

「タイムファストII」のディテール

【ボディと素材】
 「タイムファストII」のボディには1960年代のレーシングカーと同じアルミが採用され、本物のレーシングカーのようなH型シャーシに搭載されている。当時のアルミは、現代のカーボンファイバーのようなハイテク素材だった。
 3本スポークのステアリングホイールは実車同様のデザインで丁寧に作り込まれ、タイヤには厳選された発泡コンパウンドを使用して、地面と接触した際の実車のタイヤの変形を再現している。

【ムーブメント】
 「タイムファストII」には、時刻表示用とエンジンの動力2つのムーブメントが搭載され、それぞれ独立した駆動装置となっている。
 コックピットに搭載されているムーブメントは、時刻表示用。エンジン上部にあるステンレススティール製ディスクが回転して時・分が表示される。ムーブメントは8日巻で、パイロットを模した運転席のヘルメットの中にある2.5ヘルツの脱進機によって制御され、助手席に配置されているメインスプリングを動力源としている。
 もう1つのムーブメントは、エンジンの動力に使用される。ダッシュボードのキーを回すとエンジンが始動し、V8エンジンのピストンが上下する。

【操作】
 運転席にある手動のギアレバーで、時間表示用ムーブメントの巻き上げ、エンジン回転用ムーブメントの巻き上げ、またはニュートラルのいずれかを選択できる。適切なギアを選択し、プルバックすることで巻き上げを行える。

【スペック】

  • リファレンス:
    74.6011/194(ブルーにホワイトストライプ)/74.6011/164(レッド)/74.6011/184(ホワイトにブルーストライプ)/74.6011/134(グリーン)/74.6011/114(シルバー)
  • 限定数:各色 世界限定99台
  • サイズ:長さ450㎜x幅189㎜x高さ120㎜、重量4.7kg
  • ムーブメント:階層型機械式ムーブメント 自社製キャリバーL’epee 1839 1855 MHD 2.5Hz/18,000bph 26石、パワーリザーブ8日間
  • 機能:回転ディスクによる時・分表示
  • 素材:真鍮(パラジウムメッキ)、ステンレススティール、アルミニウム
  • 価格:税込 8,580,000円(本体 7,800,000円)
  • 発売時期:2023年2月

【スイスの高級クロックメゾン「レペ(L’EPEE)」】
 1839年フランス・ブザンソン近郊のサント・スザンヌにて創業し、現在はスイス・ジュラ地方のデレモンに拠点を構えている。創業以来、卓越した技術と伝統を重んじつつも常に新しいものを取り入れていく柔軟なスタイルで、世界中に多くの愛用家がいる。
 かのヨハネ・パウロ二世もレペの時計をこよなく愛したとされており、机上にはレペのキャリッジクロックが置かれていた。エリザベス二世女王戴冠50周年の記念クロックではレペ社が製造元として指名、またコンコルド旅客機の機内時計にも採用されるなど、世界的な評価を得ている。
 近年はラグジュアリーメゾンとの共同制作やECAL(Ecole Cantonale d’Art de Lausanne:ローザンヌ州立美術大学)の若手デザイナーを起用するなど、毎年魅力ある新製品を発表し続けており、世界中のセレブから愛されている高級クロックブランドである。

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