2022年10月22日 06:00 掲載

ライフスタイル ディープな台湾グルメや圧巻の廟まで! 埼玉で台湾巡りドライブ


記事提供元/カエライフ

ディープな台湾グルメや圧巻の廟まで! 埼玉で台湾巡りドライブ_01|くるくら

ここ数年、日本における台湾がアツい。

おいしいグルメや親切な人々、日本から3時間程度で行けるアクセスの良さも手伝って、各メディアがこぞって発表する「行きたい海外旅行先ランキング」では度々トップ入り。海外旅行先の定番とも言えるハワイをもしのぐ人気を見せている。日本から台湾への訪問客は2019年に初の200万人超えの大台に乗り、今後ますますの盛り上がりを見せ......

というタイミングで訪れたのが、海外へ渡航できない日々(涙)。

しかし「いつか行きたいと思っていたのに!」という"台湾初心者"な皆さんも「台湾ロスで干からびそう」という"台湾LOVE"な皆さんも、どうか気を落とさないで欲しい。台湾現地への旅行ができない今、驚くほどの盛り上がりを見せているのが "日本国内の台湾スポット" なのである......!

ディープな台湾グルメや圧巻の廟まで! 埼玉で台湾巡りドライブ_02|くるくら

どこからどう見ても台湾ですよね? とツッコミたくなる立派な廟(びょう)や、超本格的な台湾グルメ、台湾産のフルーツが堪能できるスイーツも。私たちが「台湾へ行ったらやってみたい!」と思うことのほとんどが、実は日本でも体験できちゃうのだ。

今回は、書籍『おでかけ台湾 in 東京・京阪神』(朝日新聞出版)にも関わり、国内の台湾スポットを知り尽くした私が、車で巡りたい! 埼玉県内の台湾スポットを案内させていただく。台湾人もびっくり!? の本気の台湾スポットをご覧あれ!

田中 伶(たなか れい)
Howto Taiwan編集長。高校生の頃に見た台湾ドラマ「流星花園」がきっかけで中国語を勉強し始め、台中の靜宜大學に留学。帰国後はPR/ライターとして、台湾の魅力や台湾ポップカルチャーを広めるべく熱烈活動中。著書『FAMILY TAIWAN TRIP #子連れ台湾』、制作・執筆『妄想Trip! #おうち台湾』『おでかけ台湾 in 東京・京阪神』ほか。
Twitter:@reitanaka_119
Howto Taiwan:https://howto-taiwan.com/

台湾ローカル旅に欠かせない"鉄道弁当"を食す! 大宮「台湾茶房e~one」

都内から車を1時間ほど走らせてやってきたのは、大宮にある台湾人の奥さまと日本人のご主人が営む「台湾茶房 e~one」さん。もともと小さな劇場だった一軒家をリノベーションしたというお店は、その外観からしてなんだかほっこりとした温かさが感じられる。

ディープな台湾グルメや圧巻の廟まで! 埼玉で台湾巡りドライブ_03|くるくら

台湾の屋台ではおなじみの紅椅頭(アンイータウ)と呼ばれる赤い椅子に、台湾の街並みで見かける郵便受けなど、台湾好きが見たらいきなり心奪われるモチーフがいっぱい。台湾出身の奥さまのフレンドリーさもあって、地元の常連客も多いのだとか。

言わずもがな昔から台湾人に愛されてきた台湾料理や手作りのスイーツ、台湾茶などを提供するのだが、店の外に「これは!!!」と台湾マニアが思わず反応する文字が。

ディープな台湾グルメや圧巻の廟まで! 埼玉で台湾巡りドライブ_04|くるくら

それが "台湾鉄道排骨(パイコー)弁当"である......!

"台湾鉄道排骨弁当
― 台湾鉄道旅行のお供...... 駅弁を再現しました!"

台湾での人気観光コースとして、昔ながらの台湾鉄道に乗って各地を巡るローカル旅があるのだが、そこで欠かせないのがこの鉄道弁当(いわゆる駅弁)だ。もともとは日本人が台湾を統治していた1900年代に日本人が持ち込んだとされているが、その後は台湾に定着し、100年以上の歴史を重ねた。排骨(パイコー)と呼ばれる豚スペアリブのカツがドーンとのっているのが定番スタイル。まさかこれが大宮で食べられるとは!

埼玉の大宮といえば鉄道の街。鉄道文化が根付き、鉄道博物館があることでも有名だ。店主であるご夫妻は、そんな大宮と台湾の共通点にもご縁を感じ、台湾式の駅弁の再現、提供に至ったのだとか。現在は毎週金曜日のランチ限定の日替わりメニューとして提供されているのだが、これを目当てに来るお客さんも多い。

ディープな台湾グルメや圧巻の廟まで! 埼玉で台湾巡りドライブ_05|くるくら

注文してまもなく、昔ながらのステンレス製の弁当箱がお目見え。現地感漂うレトロなロゴが最高。サラダ、スープ、食後にほっと安らぐ台湾茶がついて990円(税込)。

台湾の人たちは温かい料理を好むことが多く、駅弁といえども容器ごと熱々に加熱された状態で提供される。現在はコストの関係で紙の容器が主流になったため、このタイプの弁当箱は現地でも珍しいものになってしまった。ステンレス製の弁当箱でいただく古き良き鉄道弁当が恋しい台湾人のみなさ~ん! ぜひ大宮へ!

さてさて。いざ、弁当箱の蓋をオープン!

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