2022年05月02日 16:50 掲載

ライフスタイル ドライブ&トレッキング
豊かな自然と田園風景を楽しむ宮城オルレ


くるくら編集部 小林 祐史

静かな海と島々が織りなす日本三景の奥松島コース

「稲ヶ崎公園」

奥松島の太平洋側の絶景を楽しめるスポット「稲ヶ崎公園」 写真=小林祐史

 日本三景である松島の東端に位置する奥松島コース(東松島市)は、松島湾で最大の島である宮戸島を巡るトレッキングコース。同地近隣には縄文時代の史跡が多くあり、コース内でも「奥松島縄文村歴史資料館」や「里浜(さとはま)貝塚」などで、その歴史を学ぶことができるコースともなっている。さらに360度のパノラマで松島湾や太平洋の絶景を楽しめる「大高森(おおたかもり)」や「稲ヶ崎公園」もコースに入っている。

※奥松島縄文村歴史資料館は復旧工事のため2022428日まで臨時休館

 スタート地点は、大高森のふもとにある、奥松島遊覧船案内所や食堂、売店などがある観光拠点の「あおみな」だ。そこから反時計回りに、大高森~波津々浦(はつつうら)~稲ヶ崎公園~新浜岬(しんはまみさき)~大高森~あおみなに戻ってくる約10kmで所要時間、約4時間の周遊コースになる。

陸の緑も豊富な奥松島

「さとはま縄文の里史跡公園」

「さとはま縄文の里史跡公園」には日本最大級の規模の貝塚がある。春には菜の花が咲くスポットでもある 写真=小林祐史

 日本三景でもある松島といえば"海の景色"というイメージが最初に浮かぶだろう。もちろん奥松島コースにも海の景色がたくさんあるが、一方で陸の絶景スポットも多い。春に菜の花が咲き乱れる「さとはま縄文の里史跡公園」や、巨大な御神木の「タブノキ(椨の木)」、田園風景が広がる「陸の奥松島」などだ。そしてこれらをつなぐ林道では、四季折々の草木を見ることができる。

「タブノキ」

「タブノキ」は「さとはま縄文の里史跡公園」の裏にある御神木 写真=小林祐史

「陸の奥松島」

「陸の奥松島」は昔、海だったところを埋め立てて水田などにした場所。写真は朝に降った雨が日光で蒸発して、水田が霞んでいるところ。秋になると米や麦などで黄金色に染まる 写真=小林祐史

「大高森」の道

「大高森」の道。奥松島は隆起した岩がむき出しになっている土地が多く、岩の間を縫うような道がある。道の奥に見える建物は「大高森薬師堂」 写真=小林祐史

「稲ヶ崎公園」の林道

「稲ヶ崎公園」の林道。道に覆い被さるように椿が群生し、花が満開になると赤に彩られた椿のトンネルとなる 写真=小林祐史

海のパノラマを楽しむ

「月浜海水浴場」

海水浴場がオフシーズンだと静かな海が癒してくれる「月浜海水浴場」 写真=小林祐史

 そして海の絶景では「大高森」や「稲ヶ崎公園」のように整備されたポイントや、「波津々浦」のように生活に溶け込んだ場所がある。加えて高い位置にある林道や里道で後ろを振り返ると、素晴らしいパノラマが広がっていることも。前方だけでなく、後方も見逃せない絶景スポットだらけなのが奥松島コースだ。

「波津々浦」

静かな入江の「波津々浦」は季節により海の色が変化する 写真=小林祐史

"松島四大観"の1つである「大高森」山頂の展望台 写真=小林祐史

<大高森パノラマ動画&スライドショーで見る宮城オルレ・奥松島コース>

動画・写真=小林祐史

<奥松島コース スタート地点(あおみな)アクセス>

E45三陸沿岸道路 鳴瀬(なるせ)奥松島ICから奥松島公園線経由で約14

奥松島コース近隣のドライブスポット

東松島市東日本大震災復興祈念公園・震災復興伝承館
所在地:宮城県東松島市野蒜字北余景56-36
開館時間 9時~17時(伝承館は第3水曜日が休館日)

「震災復興伝承館」

津波を被災した震災遺構である旧JR野蒜駅舎(左)が保存されている。写真右の白い建物が旧駅舎を利用した「震災復興伝承館」 写真=小林祐史

 「東松島市東日本大震災復興祈念公園」は、震災の記録と教訓を後世に伝える施設。公園内には、慰霊碑が建つ広場、旧野蒜駅を改修した震災復興伝承館、震災遺構として旧JR野蒜駅のプラットホームなどがある。

 特に野蒜駅は津波と地震により、プラットホームが陥没したり、線路がぐにゃりと変形したままとなっている。加えて駅舎だった震災復興伝承館には、震災からの復興の歩みを記録した写真や映像、経験談が展示されている。


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