2022年01月09日 06:00 掲載
ライフスタイル 仏像大好き芸人みほとけがオススメする関東四大仏ドライブ旅!
記事提供元/カエライフ
みなさん、大仏は好きですか? 巨像に、トキメいてますか??
こんにちは!この記事を書いているライターの木村衣里です!
カエライフ編集部から「関東近郊の大仏を巡ってきてください!」と連絡があり、改めて大仏について考えてみました。
だけど、そもそも大仏との接点なんて修学旅行くらいなもので、大仏リテラシーはゼロに等しい。旅先で寺社仏閣をお参りすることはあっても、大仏を意識したことはないし、おそらく、でっっかい大仏を前にして「でけー!! すげーー!!」と、見たまんまの感想しか言えません。
そんな心配を編集部に漏らしたところ、「大丈夫です! 今回は仏像好き芸人のみほとけさんが解説&オススメしてくれる大仏を巡ってもらうので!」と、心強い返答が。
みほとけ
2015年アイドルとしてデビューし、2016年ミス鎌倉を1年間務めた。年間100近いお寺を訪れており拝観した仏像は1,000 体を超える。尊敬するものに近づきたいという気持ちから自身を愛する仏に扮して表現する「仏モノマネ」をSNSで公開するなどしている。
Twitter: @mihotoke_chan
Instagram: @mihotoke_chan
今回は、仏像好き芸人として活動されているみほとけさんに大仏の魅力や楽しみ方を教えてもらいながら、オススメの四大仏を巡っていきます。
東京駅から出発です!
日本最大の巨大仏 本山東本願寺「牛久大仏」を目指す
zoom越しに大仏の魅力をアツく語ってくれるみほとけさん。お部屋の背景からして、もう本気度が違う
木村:みほとけさん、今日はよろしくお願いします!
みほとけ:よろしくお願いします!! 今日巡っていただくコースはこちらです。初心者の方にも楽しんでいただけるドライブルートを組んでみました! 実は関東には車でいける距離に素敵な大仏がたくさんあるんです。
今回の関東大仏巡りコース
- 牛久大仏(うしくだいぶつ)茨城県牛久市
- 東京湾観音(とうきょうわんかんのん)千葉県富津市
- 薬師瑠璃光如来(やくしるりこうにょらい)千葉県安房郡
- 釈迦涅槃仏(しゃかねはんぶつ)千葉県館山市
木村:牛久大仏は日本で一番大きい大仏ですよね。さすがにわたしも知っています!
そもそも、今回巡る「大仏」や「観音」、「如来」にはどういった違いがあるんですか?
みほとけ:実は「大仏」も「観音」も「如来」も、どれも仏像であることに変わりはありません。じゃあなにが違うかというと、それぞれの階級が違うんです。
木村:階級......?
みほとけ:「如来」とは最高位の仏様で、すでに悟りを開いた状態。次に、如来になるため修行中の身である「菩薩(観音)」、3番目が今回巡る中にはありませんが、恐い表情をした「明王」、最後に七福神に代表される「天」です。
木村:へええ〜〜!! 仏様にも階級があるなんて知らなかったです。その違いを頭に入れておくだけでも、見え方が変わってきそうですね。
まずは牛久大仏を目指して、ひた走る
東京駅を出発してから1時間ちょっと。
高速を降りる直前あたりから、最初の目的地「牛久大仏」の頭が見えてきました。
牛久大仏が見えた瞬間、「でか〜」と口にしていた
どう見たって、でかい。街に対しての「異物感」満載な光景に思わず笑ってしまう
ということで、着きました! 牛久大仏です!!
N-BOXとともにパチリ。大仏と合うシックなブラウンに乗ってきました!
木村:みほとけさん、牛久大仏に到着しました! 牛久大仏、めちゃめちゃ大きいですね......! 車窓から見えた時も大きいなと思ったけど、近くに来るとかなりの存在感です。
みほとけ:大きさに圧倒される感じは、巨大仏ならではの魅力ですよね。わたしも、何度見ても「でかっ!」て思います(笑)。
大仏さまは屋外にいることが多いので、天候や周辺の自然の変化によって、いつ見ても違う表情をしているんです。何度見ても飽きずに感動できるのが、大仏の魅力だと思います。
ちゃんとお参りを済ませたら......
ドォーン! ついに牛久大仏とご対面です
木村:みほとけさん、牛久大仏の見どころはどんなところでしょう?
みほとけ:まずは、なんといってもこのデカさですよね。ブロンズ製の大仏としては世界一の高さがあります。
木村:たしかに。これはもう説明不要というか、見たら誰もが「でかい!」と感じる迫力があります。
みほとけ:大仏の見え方って、周辺環境によっても変わるんです。たとえば山の中にある大仏だと木と比べて大きく見えたり、丘の上なんかにある場合も下から見上げるので大きめに感じたりします。一方の牛久大仏は平地にあるうえ、周辺には比較になるようなものがなにもないんです。それなのに、全長120mの迫力がダイレクトに伝わってくるというか。
木村:正面に立った瞬間の圧がすごいですもんね。
みほとけ:あとは、とても整った顔立ちをされているのもポイントです。大仏って、サイズが大きくなればなるほど、大きくすることに制作のパワーを注ぐので、正直ディティールはそこまで......という場合も多いんです。でも、牛久大仏は体と顔のバランスも整っていて、下から見上げた時にかっこよく見えるように造形されています。
どこから見上げても目が合うようになっているのだとか
みほとけ:大仏様の中はビルみたいになっていて、いろいろな展示がされていたり、極楽浄土が再現されていたりと、こちらも楽しめますよ!
実物大の足の指が展示してあった。指先の高さがわたしの身長(160cm)とほぼ一緒
金色に輝く永代供養のフロアがあったり(許可を得て撮影しています)
胸の部分にあるスリットから周囲の景色が見られたり
写経体験もできる!
みほとけ:もし車でお越しになるなら、ぜひ大仏様の「後ろ姿」も見てほしいですね。
大仏様の後ろ姿って安心感があるというか、広くて大きくて、まるで父の背中を見ているような気持ちになるんです。思わず肩に飛び乗りたくなる良さがありますよ!
みほとけさんオススメの後ろ姿を見届けたら、次の目的地へ走ります
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