2021年10月12日 11:00 掲載
ライフスタイル 【AD】交通事故に直結! 運転中、歩行中の「ながらスマホ」は絶対にやめましょう!
「ながらスマホ」が厳罰化。一発免停も!
近年、運転中や歩行中に携帯電話(スマートフォン)を操作する、いわゆる「ながらスマホ」に起因する交通事故が増加しています。
「ちらっと画面を見るくらいなら大丈夫」と思うかもしれませんが、その一瞬の油断が悲惨な交通事故を招きます。こうした中、道路交通法が改正され2019年(令和元年)12月に運転中の「ながらスマホ」などに対する罰則が以下のように強化されました。改めておさらいしましょう。
■携帯電話を保持して通話したり画像注視したりした場合
・罰則は、新たに「6月以下の懲役」が設けられ、罰金は「5万円以下」から「10万円以下」に引上げ
・反則金が普通車ならこれまでの3倍に(6,000円→18,000円)
・違反点数がこれまでの3倍に引上げ(1点→3点)
■携帯電話の使用により事故を起こすなど交通の危険を生じさせた場合
・罰則は、「3月以下の懲役又は5万円以下の罰金」から「1年以下の懲役又は30万円以下の罰金」に引上げ
・非反則行為となり、刑事罰(懲役刑または罰金刑)の対象に
・違反点数が「2点」から「6点」となり、免許停止処分の対象に
携帯電話やカーナビを使い「ながら」の運転は、道路交通法違反です! 資料提供:政府広報オンライン
死亡事故率は約1.9倍!
警視庁の最新の発表によれば、携帯電話使用等に係る交通事故件数は、今回の法改正をきっかけに啓発活動や交通指導取締り等を推進した結果、令和2年は1283件と大幅に削減。2017年(平成29年)の2,832件をピークに、その数を半分以下にまで減らすことに成功しました。
1283件の気になるその内訳ですが、カーナビ等を注視したことに起因する交通事故が677件ともっとも多く約5割を占めており、次いで携帯電話の画像目的使用が520件で約4割でした。
いっぽうで、とても残念な数字も発表されていました。携帯電話使用の場合と、使用なしとで比較すると死亡事故率(※注)が約1.9倍も違うというのです。
(※注)「死亡事故率」は死傷事故に占める死亡事故の割合をいう。
図1 携帯電話使用等に係る使用状況別交通事故件数の推移(図左)、死亡事故率比較(令和2年 図右)
資料提供:警視庁
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