あなたはいくつわかる?日本車の中国語車名が絶妙過ぎる!
4月19日(水)~28日(金)に開催された第17回上海モーターショー。世界最大級と言われる巨大モーターショーの熱気を、数回に分けてレポート!
上海モーターショー2017の会場で見かけた漢字車名の車たち。日本の車名がほぼそのまま中国車名になっているものや、当て字だけど意味もそれとなく織り込んだ絶妙な車名もあった。
1.皇冠 Huángguàn
漢字を見ただけで何となくわかった方がいるかも? こちらはクラウン。クラウンは1964年から中国に輸出されており、2005年3月から中国生産も。
2.騏達 Qídá
中国での車名には馬ヘンの漢字が多いのだが、こちらの騏達もそう。日本での販売は2012年に終了した日産ティーダである。ちなみに「騏達」とは足がとてつもなく速い素晴らしい馬という意味になるそう。
3.雷凌 Léi líng
40代以上の方にとっては懐かしい車名かも?雷凌の「雷」は日本での車名と同様の意味となる。答えはトヨタレビン。LEVINは「稲妻」を意味する古い英語なのである。上海モーターショーでは「雷凌双撃」(レビンハイブリッド)と1.2Lターボエンジンを搭載した「185T」が出展されていた。
4.卡罗拉(2007年以前は花冠)Kǎluólā
花冠の名称で分かった方もいるかも?こちらはトヨタカローラで中国では雷凌(レビン)と姉妹車として販売されている。カローラ&レビンの「双撃」(ハイブリッド車)モデルは企画、内外装のデザインからハイブリッドシステムの開発、生産に至るまで中国で一貫して行われている。
5.艾力紳 Ài lì shēn
中国語の日本語の車名の発音がほぼ同じ。こちらはホンダ・エリシオン。日本では国内販売を終了したエリシオンも中国では現役で活躍しているわけだが、日本のオデッセイ(現行)とベースは同じモデルである。
6.冠道Guān dào
こちらは1999年に発表、2003年に日本での販売を終了したホンダ・アヴァンシアである。フルモデルチェンジを受け、2016年に「冠道」の名前で中国での販売が開始された。アヴァンシアはフランス語で「前進する」という意味を持った「avancer」が語源となるので、冠道(道のトップに立つ)に少しつながるかも?
7.宝来 Bǎolái
宝が来る。なんとも縁起の良い車名である。こちらは、日本車ではなくドイツ車のVW BORA(ボーラ)。日本では販売を終えているが、中国では2002年からVWと第一汽車の合弁会社が宝来を生産販売中。
以下、主な車の中国車名と日本車名をあげてみた。字面からなんとなく想像できるものも結構ありそう?
- 戈藍→三菱ギャラン
- 翼神→三菱ランサーEX
- 瑪馳→日産マーチ
- 陽光→日産サニー
- 風雅→日産フーガ
- 奇駿→日産エクストレイル
- 公爵→日産セドリック
- 藍鳥→日産ブルーバード
- 楼蘭→日産ムラーノ
- 雅閣→ホンダ アコード
- 奥徳賽→ホンダ オデッセイ
- 繽智→ホンダ ヴェゼル
- 飛度→ホンダ フィット
- 海獅→トヨタ ハイエース
- 雷克萨斯(凌志)→レクサス
- 世紀→トヨタ センチュリー
- 賽利卡→トヨタ セリカ
- 雨燕→スズキ スイフト
2017年5月15日(雨輝・加藤久美子)