クルマの“未来”を見に行ってみた!【ジャパンモビリティショー2025編】──連載|CCGとクルマでどうする?<第9回>
“クルマの普段使い”をテーマに活動している僕たち『CAR CITY GUIDE(カー・シティ・ガイド)』が、クルマに乗って街案内する連載コラム。第9回は、東京ビッグサイトで開催されていた「ジャパンモビリティショー2025」へ。
この記事をシェア
目次
いつもはネオクラや古いカルチャー寄りの僕たちですが、たまには未来の空気を吸いに行ったらどうなるのか──。そんな軽い気持ちで「ジャパンモビリティショー2025」に足を運んでみたら、意外にもワクワクする発見の連続でした!
こんなに人いるの!? 初めてのモビショーは熱気ムンムン
今回が“人生初のモーターショー”。会場に入った瞬間、とにかく人の多さにびっくり。お祭りのようなテンションで、各ブースの熱量もすごい。
一方で、若い人や女性の姿はそこまで多くなくて、そこは少しもったいない印象。カルチャーから入る新しいクルマ好きがもっと増えたら、モビリティの楽しみ方も広がる気がするよね。
ネオクラ好きでも刺さる、“未来のクルマ”の提案たち
普段はボルボ850で都内をまわりながら、昔の良いムードを楽しむことが多い僕たち。でも今回は、「未来のクルマはどんな姿をしているのか」をちゃんと体験できた。
ド派手なテクノロジーだけじゃなく、暮らしにどう馴染むか、都市でどう使うか。そんな“生活目線”での展示が年々増えているらしく、そこがCCG的にも相性がよかったポイントだ。
一番ワクワクしたのは、トヨタのインフラ提案「KAYOIBAKO」
会場で特に印象深かったのは、トヨタの「ハイエースコンセプト」をはじめとしたインフラ提案シリーズ。
「近未来的でかっこいいでしょ!」と押し付ける感じじゃなくて「こんな生活、どう?」と提案してくるスタンスが好印象。
「KAYOIBAKO(カヨイバコ)」と呼ばれるコンセプトカーたちも、“未来の移動空間”や“移動可能な病院”といった提案で、日常の中に自然とモビリティが溶け込んでいくイメージ。
僕たちが普段から大事にしている「クルマありきの暮らしではなく、暮らしの一部としてクルマがある」という視点からすると、こういった“便利なクルマ”がスタイリッシュに走る未来はワクワクしてしまう!
グッときたのは、マツダの小さなコンセプトカー
パッと見で心を持っていかれたのが、マツダのコンセプトモデル「マツダ ビジョンXコンパクト」。コピーには“ベストフレンド”という表現が使われていて、「クルマは、生活をともにする親友」という、人とクルマの距離を縮めるやわらかい提案が印象的だった。
CCGとしても共感できるストレートなメッセージにグッと来た。どうやら20〜30代の若手メンバーが開発したようで、大げさな未来よりも、“毎日のちょっとした時間を良くする”ことに焦点が当たっているあたり、僕らの世代の感覚に近いのかもしれない。
デザインも、わかりやすいエッジのないミニマルな雰囲気と、大胆な曲面が組み合わさっていて、新しいのに馴染みやすい良さが素敵!
過去へのリスペクトと、未来へのワクワクを両立していきたい
古いクルマの良さって、空気感や所作、少しの不便さまで含めた“体験”になっているところ。だけど今回のモーターショーでは、未来のクルマにもちゃんと“体験”があることがわかった。
素材が変わっても、音が静かでも、デジタルでも、「クルマっていいな」と感じるポイントは確かにある。僕たちCCGも、過去だけでなく未来にも目を向けて、“クルマが好き”を軸にもっと新しい提案をしていきたい──そんな気持ちにさせられた、ジャパンモビリティショー2025でした!





